「川越ボーイズ・シング(TVアニメ動画)」

総合得点
57.4
感想・評価
25
棚に入れた
69
ランキング
6982
★★★☆☆ 2.7 (25)
物語
2.6
作画
2.7
声優
2.9
音楽
3.0
キャラ
2.6

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ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

『大迷走』後に、無事『大爆死』

 第9話まで視聴しました。
 {netabare} わぁ…すっげぇ…なんだこれ…。

 オリジナルアニメの中には、2倍速で見てもまだ長く感じるような作品が時より出てきますがこの作品もその仲間入りとなりそうです。
 
 ターゲット層を絞った作品であることを加味しても、こんな真正面から力強く思いっきりスベリ散らかしているのはなかなか拝めません。

 なんと言えばいいのでしょうか…。例えるなら芸人さんが漫才で「コンビニ」をテーマにしてスベっている感じというか…。

 部を設立して、部員を集めるというフォーマットに乗っていながらも新規キャラの魅力が引き出されているわけでもなく、既存のキャラの掘り下げがなされるわけでもない。
 お約束な展開に下手なギャグが追加されるという地獄のような代物になっています。

 ハッキリ言ってこの作品は春男というキャラを持て余しているように思います。
 奔放でクセが強く、人格に問題があるキャラを魅力的に演出しつつ話の軸に据えることはこの作品には荷が重すぎたようです。
 現状の春男はただのキチガイです。

 クワイア部という設定も、最初は男声オンリーの合唱部の話ということで斬新で期待していたんですが、蓋を開けてみるとダンスなども追加された男性アイドルものの廉価版であることがわかりました。

 こうしてお約束や斬新な要素もままならなくなってくると、オリジナルアニメはトンチキなことをし始めます。
 それが、第8話の強盗が侵入してきてさらに迷惑系配信者が闖入してくる、といったことです。
 しかもそれが部員の父親だったことがわかり、まさかの話を跨ぎます。
 その父親が炎上したことで夜逃げすることになり、退部することになるという訳のわからん方向へずんずん進みます。

 そして不可解なことにそんな訳のわからん話がこれまでのなかで一番作画がいい、とかいう謎っぷりです。

 この世にも奇妙な迷走っぷりを最後まで楽しみたいと思います。{/netabare}

 最終回視聴しました。
 {netabare} 厳しい制作状況の中、なんとか終わる事ができました。 いやぁ…本当にただただ終わっただけでしたね…。  
 
 この最終回に関しても、作品全体にも思うところが無い訳ではないのですが、「この作品はBlu-ray&DVDが発売中止になった」この一文がこの作品の性質の全てを表しているように思います。
 "ガチ"な作品は語ることさえできない…。

 便宜上、星の評価をしますが心情的には採点不可といったところです。
 ただ、Blu-ray&DVDの予約者には全話収録のBlu-rayを送る というのはとても真摯な対応であると感じました。
  {/netabare}
 

投稿 : 2024/01/17
閲覧 : 622
サンキュー:

3

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