ナノトリノ さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
縛りプレイの愉しみ
RPGやSRPGをプレイする。無事エンディングを迎える。
ここで終わってもいいですが世界観やシステムが気に入って、もう一度最初からプレイしたくなることがあります。でも同じことは繰り返したくない。
そこでよく行われたのが縛りプレイです。
パーティー人数を規定より減らす。最適解のスキル/アイテム/装備を封印する。職業やレベルに自ら制限をかける。いってみりゃ「弱」くてニューゲーム。わざわざ黄金のビクトリーロードを避け困難な道を往くちょっとしたドM街道。
弱体化を補うのは知識/経験/知略戦略、そして身につけたプレイヤースキル(と運)です。こうしたプレイの是非には賛否がありますが、やってる本人は楽しいんだからしょうがない。
その愉しみに近いものを本作に感じました。
MFGのレギュレーションはただひとつ、グリップウェイトレシオのみ。公道最速を目指す無差別級ガチンコバトルです。後は資金力とプレイヤースキル頼みですが、主人公陣営に「ハチロク」縛りがかかっています。
非力なライトウェイトスポーツカーが並みいるモンスターマシンやスーパーカーにどこまで迫れるのか。どうして私たちはそういう荒唐無稽に心惹かれるのか。連綿と続く判官びいきの国民性とかなんでしょうか。
でもこれが見てて楽しいんだからしょうがないのです。