タック二階堂 さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
やっと終わってくれた…
詳細は公式でも。あるいは、ここまで足掛け10年、全90話を観てきてください。
WITからMAPPAに制作会社が変更された「The Final Season」。いや、一般的な作品なら、そのシーズンで完結するわけですが、なんと「ファイナルシーズン」で2シーズンあり、その完結編も前編後編があるという、いわゆる「終わる終わる詐欺」だったわけですが、本当にようやく終わってくれました。
えっと、僕の感想は作中にリヴァイ兵長が言ってくれました。
「どうやら、これが結末らしい」
うん、何というメタ発言。この一言に尽きます。
何人もの方が書かれていますが、序盤の得体の知れない恐怖。リアリティさが面白かったのですが、終盤にいくにつれて精神世界の話になって、ああ進撃よ、お前もか。エヴァの轍を踏んだのね、と。
じゃあ、巨人って何だったのかという疑問に明確に答えられる人がどれくらいいるのでしょうか。いやまあ、確かに「気持ち悪いでっけえ人間に、人がバクバク食われてる世界で戦う人たちのストーリー」というだけだと、なんだかパニック映画みたいな子供クサさがあるのはわかりますけども…
あ、そうそう。
リンホラさんは、なんというか「紅蓮の弓矢」の呪縛から抜け出せなかったんですかね。なんだか似たような感じの主題歌でしたよ。なんかで「あえて進撃のシリーズ的な感じでトーンを合わせている」って読んだ気がしますが、今回に関しては「これでええやろ」という感じを受けました。
あ、立体機動装置でのバトルは、やはり秀逸でしたよ。アニメーションの出来としては、現在では最高峰と言っていいでしょう。その面では楽しめました。