蒼い✨️ さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
こんなものよね。
【概要】
アニメーション制作:マジックバス
1991年6月21日に発売された23分間のOVA。
原作は、『ビッグコミックスピリッツ』に7年間近く連載されていた高橋留美子による恋愛漫画。
監督は、四分一節子。
【あらすじ】
真夏の公園のベンチで真っ昼間からビールで酔っ払っていた、
一刻館の住人である、一の瀬花枝と四谷。
こんな暑くてうんざりする日は海に行ってクルーザーに乗って派手に宴会したいと言う二人。
はて?こんなことが以前にあったような?
そして、物語は数年前の海での出来事に遡る。
【感想】
TVアニメを制作してたスタジオディーンじゃなくて制作協力のマジックバスが今回の担当。
海で難破して孤島でサバイバルの設定の話なので水着サービス回としての側面もあり?
原作のワンエピソードの忠実なアニメ化を後日談としてのアニオリシーンで挟む構成。
結末に向けて話を畳む前の時期の、響子さんを巡っての五代と三鷹の同じレベルの争いとか、
四谷役の千葉繁の独自の喋り方が印象深かったりする、
一刻館の住人のハチャメチャっぷりなどのお約束が懐かしかったりするも、
実はめぞん一刻は元々ギャグがあまり面白くない作品。
しかも、このOVAは短いのに意味もなく冗長なシーンでテンポが悪かったです。
昭和末期の恋愛アニメとして名高い「めぞん一刻」ですが、
スマホが無い時代に、ヤキモチ・すれ違い・追いかけっ子を何度も繰り返して、
五代裕作と音無響子が結婚するまでの物語を2年間かけてじっくり放送するという、
その連続したストーリーの積み重ねと流れが作品の旨味となっていますので、
このようなコメディ回の単独OVAでは魅力の半減もいいところ。
ていうか、いくつかある名シーンのあるエピソード以外は大体こんな感じだったかも?
原作者の高橋留美子先生ファン以外の人にはおすすめはしづらいと思いました。
作画で気になるシーンが…小学生の一の瀬賢太郎と大人のおじさんの四谷が並んでるシーン。
遠近感でそうなってるわけでもなくて、四谷が異様に小顔で賢太郎が異様に顔が大きい!
と思ったら、母親である一の瀬のおばさんが顔が大きいので大顔の家系だったのか?
こういうのが気になるのは自分が厄介作画オタクに片足突っ込んでるかも?で苦笑。
と、昔は本編を視聴してたときには全く気にならなかったことに、
アニメは評価する側の感情や視点でいくらでも印象が変わりうる、
その気付きという一点では見た意味はありました。
アニメとしての面白さは微妙でしたが!
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。