Mi-24 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
「ターボする」ってなんだよ?
電気信号だけで形作る生命体、アーケードゲームのキャラクター達。
人間の脳神経、シナプスの電気信号で「人間の意識」が作られているなら、電気信号だけの生命体もあるのかな?
アーケードゲームのキャラクター「悪役のラルフ」。
ラルフは悪人ではなく、ゲーム内の役で「悪役」を演じているだけ。
しかし同じゲームのプレイヤーが操作するキャラの「フェリックス」やモブキャラのビルの住人達は、自分達が「ゲーム内の役を演じている」事を余り理解できていない模様。
最悪なことに、フェリックス達はゲーム外で日常的にラルフを虐待する。
途中でラルフが居なくなったことでゲーム進行不能に陥り、「ゲーム機廃棄」の危機を迎えたが正に自業自得。
ラルフの逃避行は面白かった。
意味のない(価値がない)メダルを求めて大冒険。
逃避先のゲームの住人「ヴァネロペ」とのやり取り。
メダル奪取に固執する余り「自分も“自分を虐待していた嫌な奴ら”と同じ事をしているのでは?」と気付くラルフや、悩んだ末のラルフの選択など、魅せる話しも多くて良かった。
とにかく、ぶっ飛んだ設定が楽しい作品だった。
しかし日本のゲームキャラが沢山出ていたが、権利関係はきちんと処理されているのだろうか?
ディズニーは「理不尽で意図的な、悪意に基づいた違法行為」を平然と行う。
例えば『ジャングル大帝』を堂々と盗んだ『ライオン・キング』。
盗人猛々しいディズニーは、何をするか分かったものではない。