又右衛門 さんの感想・評価
3.9
物語 : 2.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
うーん普通のソシャゲアニメになった感が…
一応全話見終わりました。
全体的に消化不良感が否めない作品になったかな?というのが感想ですね。
序盤のドゥラメンテ登場や、サウンズオブアース、ヴィルシーナ、ヴィブロス姉妹、ロイスアンドロイスらの登場、キャラは出なかったけどゴルシからジェンティルドンナ、オルフェーヴルの名前が出た時にはワクワクしましたが、途中のピークアウトの話になる所から話がもっさりした感じが出てきてちょっとキツかったです。何故そうなったかは、実馬キタサンブラック号との状況の解離があったからだと思います。確かにキタサンブラック号は古馬になってからは割と順当に勝ってきたイメージが強く、物語にはし辛いという話は聞いてはいましたが、それでもアニメウマ娘ならそこを上手く料理出来るのでは?と期待してました。しかし、ピークアウトをメインに持って来た事により、無理矢理話を重くして来た感が出始め、それが野暮ったく感じる様になりました。またウマ娘キタサンブラックはアプリ内ではお祭り娘として明るい性格が特徴なのですが、アニメ内では結構浮き沈みの激しい性格で、そこの所も解離してる感じを受けて途中から共感し辛くなりました。ピークアウトという重いテーマだから仕方ない部分もあるのでしょうが…。それでもウマ娘はライバルとの勝負も見所だと思うので、サトノダイヤモンドやサトノクラウン、シュヴァルグランのキャラで、その野暮ったく感じる所を解消すれば良かったと思うのですが、サトノダイヤモンドはまだしも、サトノクラウンやシュヴァルグランのキャラの掘り下げがイマイチ浅く、また掘り下げたとしても印象が弱い為、感情移入し辛く盛り上がりに欠けた様に感じました。丁度同じ時期に育成ウマ娘にサトノウラウンとシュヴァルグランが実装されたので、そこで補完しろという事だったのでしょうか?なので終盤の感動するであろうシーンも共感性に欠け、無理矢理感動させようとさせてる感じしか受けず、それが小賢しく見え正直萎えました。
キャラデザや、作画、声優さんの演技は凄く良かったと思います。また、許可を得られなかったネームドのウマ娘のキャラデザにも二期以上に力を入れてる事がよく分かったので、いつかは実名でと夢見る位素晴らしいと思いました。それと、キタサンブラック号の馬主である北島三郎氏には愛馬をこういう形で許可をして頂いた事に感謝しかありません。今ではキタサンブラックは競走馬もウマ娘の方も大好きになりました。しかし、やはり三期はシナリオというか、話の構成には不満が残りますね。作り手があえて難しい事にチャレンジした感があり、それが上手く料理出来なかった感じに見えました。期待が大きかっただけに残念です。