nyaro さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
科学も政治も中途半端。ちょっと飽きてくる展開でした。
やはりというか科学の部分はもうギャグというか芸になってしまいましたね。貨幣経済が始まる前提の農業→穀物→貯蔵という富の分配と備蓄の問題がなく、いきなり貨幣しかも先物取引みたいなもの(厳密に言えば相場がないので先物ですらない空手形ですけどね)になってしまいました。
この後はSFなのかファンタジーなのかわかりませんが、光の原因は何か?がメインになるのでしょうか。途中いろんな支配者は出てくるとは思います。2期の氷月の件もありますし。ただ、貨幣のところを見ると描き方がかなり適当なので、その辺ももう司と千空と氷月のやり取りで終わりかなと言う気もします。
富士山の噴火についての言及はSF的にはニヤリとするところです。その他でいえば南海トラフや関東大震災もありますので、発想として地学的な変化を入れるのはかなりいいと思います。
もちろん、石油というワードが出てきましたので資本家と労働者階級の話の可能性もありますけどね。
ただ、まあ光とは、現代の社会に対する罰なのか浄化なのか復讐なのか選抜なのか分かりませんが、その結論に向かってでしょうね。
そして、やっぱり気になるのがアザというか模様と言うか身体に入った入れ墨様のものですよね。あれって作中では誰も言及してない?何かあるのでしょうか?
で、本作の評価なんですけど、正直言って飽きは来てます。3期の評価を23年中にやりたいかなと思ってましたが、そう慌てることもない気がしてきました。少なくともベスト10に入る水準じゃないかなあ、まだ終わってないみたいですけど。
本作はちょっとアニメはつづきをすぐ見るか迷う展開でした。ひょっとしたら快活な場所でコミックを読んでしまうかもしれません。
映画ではなくTVスペシャルでやったそうでそこは他のTVシリーズと比べて戦略としてはいいと思いますし好感がもてます。少なくとも少年誌の映画化の場合の劇場版は話の続きをやってはまずいでしょう。
飽きが来たのと、科学と政治。どちらも中途半端だったので、オール3.5で作画だけ4でいいかなあ、くらいでしょうか。甘いかもしれませんが、結末への期待を先取りしての評価です。