ペガサス さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
何処でもない何処かへ
「憎悪と闘争、死と破壊、絶望と後悔、悲しみと再生の歴史は、聞く者を絶句させた。」
顔のアップを多用して表情を克明に描くことで、生々しくリアルな人間像を表現する。
奴隷として売られた農園にて、森林を開墾して小麦が実るまでを10話かけて丹念に描き上げていく。
アニメというより、ドキュメンタリーを観ているかのようである。
「もう、すべて分かっただろう。」
地獄に生きながらも、希望を持つことを諦めなかった男たちの物語。
それは子が父を理解する物語であり、その最後の言葉は子の成長の物語に終止符を打つものとなった。
大人になった主人公は新天地を目指す。