中島野球しようぜ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
丁寧な内容と世界観は良かったが、丁寧すぎて逆に間伸びしすぎた、おすすめ度★★★★☆
Into the VRAINS!
遊戯王シリーズ第5作品。酷評が多かった割には楽しめた印象。
VR世界観という設定、それを活かした物語作りは非常に良かった。今までの遊戯王には見られなかったサスペンス路線は独特で面白く、全体的な流れもかなり綿密かつ丁寧だからか見ていて自然と引き込まれた。
アークファイブから改善されていてメインキャラはとても魅力的。前作はどうにも刺さらないキャラが多かった(遊矢とか柚子とか素良とかのメイン陣が主に酷かった)が、今回はどのキャラもいい味出してた印象。
デュエルの展開も良く、流れが丁寧で演出の良さも後押しして見応えがあった。ただ、この点については後述するが評価点でもあり問題点でもある。
問題としては内容をしっかり描きすぎたがためかとにかくシナリオが間伸びしていること。1つの事件を引っ張りすぎてとにかく内容が長ったらしすぎる。
ボーマン編はかなりグダグダ。デュエルを無駄に丁寧にしたのもあって、更に謎を明かすまでのくだりも引き伸ばしが多かったためか、しわ寄せがモロに終盤の打ち切りエンドに来ている印象。
打ち切りのために余儀なく詰め込みエンドにした事以外は個人的には好印象でした。これがラッシュデュエル移行前最後の作品としてはどうかとは思うものの、個人的には嫌いでは無い。