ペガサス さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
イワト開き
何故このアニメがこれほど多くの人の心を惹きつけたのか、今回のラストを観て納得した。
無限列車編では、鬼という人間の心の闇を象徴した存在に屈しないという非常にわかりやすい構造を高品質なアニメーションで表現していた。
今回は闇に堕ちた女性性が太陽を克服して言葉を取り戻すという、これもまた神話的な象徴を使った表現となっている。
竈門炭治郎と禰󠄀豆子とは、人間の集合無意識であるところのアニムスとアニマであり、その成長進化という誰もが共感しやすい構造を持っている。
このようなアニメが作られることは、日本人の精神を守り常に喚起され続けられるものとなる。
アニメの存在意義があるとすれば、そのようなところにあるのだろう。