7でもない さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
退屈なお茶会
これは例えるならアルスノトリアすんっのお茶をしてるシーンをメインに持ってきたようなアニメだ。でもそっちにはあった時代背景への造形や興味はないように感じる。
聖女は絶対領域ミニスカニーソだし、まだ信仰や迷信が色濃く残っていた近代っぽい描写で、牧師は敬遠なキリスト教牧師なのに、街で占いをしてるジプシーに対して何も反感を覚えない辺りの違和感が気になって楽しめない。
二人だけでいちゃいちゃしてる間はまだマシだけど、3人目4人目が加わって会話してるだけの退屈な時間は苦痛。現実で会話が合わない他人との惨めな時間みたいだ。そういうのはもう既に間に合ってますので結構ですのだ。
先代の聖女の話もだけど、特に長髪イケメンのシリアス話は本当どうでもよく感じる。
きらら読者向けというよりBL好き作家が女性向けに書きそうな話かもしれないね。
聖女/シスターと牧師の禁断の淡い恋みたいな設定は可能性を感じる。でも話を面白くさせる、シスターや牧師の毎日正確に繰り返される日々の神への務め、当時の迷信や世風、密かな恋心と神への信仰の二律背反の背徳感みたいな要素を徹底的に脱臭・あく抜きされてる事が楽しめなかった理由な気もする。
これはひょっとしたらドラマならありかな。ヴィンランドサガ2期みたいな描き方のnetflixドラマなら。そういえばオネアミス王立宇宙軍は社会からつまはじきされたクズでモラトリアム中の宇宙軍士官候補生とシスターの恋愛ものでもあったっけ。