U さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – 水を求めて冒険
弐瓶勉原作のオリジナルアニメ
制作:ポリゴン・ピクチュアズ(設立40周年記念作品)
巨大樹の上にある雪原に住む少年と根本の雪海の王女が出会い不思議な世界の謎を追うファンタジー
<メモ>
大樹の頂近くで暮らす青年と根本にある小国の王女が出会うところから始まる物語。
大樹の上には雪原が広がり、根本は雪海が広がる不思議な世界。
雪とは言っても水を求めて争いが起きているので
雪原も雪海も大樹から降り注いでいる白い何かで溶かして飲み水にできるような氷の結晶ではない模様。
雪海の白い何かの下は海っぽいけどこれも浄化して飲み水にはできない海水っぽい何かなのかな。
大樹の上の住人と下の住人は見た目が同じだけでなく言葉が通じるので元は同じ場所に住んでいた?。
古代の遺物があったり、文字が書かれた古ぼけた看板が散らばっていたり発達した文明の子孫?
と、謎がちりばめられているし、展開が早くて最後まで飽きなかった。
ただ、続きを映画館で見るかは微妙。
映画ありきのアニメなので冒険に出よう!っていうところで終わりましたが
昨今のアニメに多い ここで終わり? というよなモヤモヤはなかったです。
火事を消すために人類にとって大事な地図を失うなんて王女は無能なの?
<主要登場人物>
・カイナ:細谷佳正 天膜に住む青年
・リリハ:高橋李依 小国アトランドの王女
・ヤオナ:村瀬歩 リリハの弟
・オリノガ:小西克幸 アトランドの親衛隊長
・アメロテ:坂本真綾 バルギアの士官
・ンガポージ:杉田智和 〃 アメロテの副官
・ハンダーギル:檜山修之 〃 最高指導者
<ストーリー>
巨樹「軌道樹」の上にある大雪原「天膜(てんまく)」で5人の老人と暮らす少年カイナ。
「軌道樹」の水が枯れはじめ他の村が滅び最後に残った唯一の村だったが
水が減り若者もいないため村の先行きは絶望的だった。
カイナは看板を集め読み方を研究している看板じい(千葉繁)から読み方を習っていたが意味不明なものが多かった。
遥か下方に見える光が動いているので雪海にも人が存在しているのではないかと考えていた。
ある日カイナは浮遊虫に乗って天膜まで登ってきたリリハという少女を見つける。
リリハは「軌道樹」の根元にあるアトランドの王女で水を求め侵攻しようとしているバルギア国を止めるため、昔 母から聞いた「賢者」を探しにきたのだという。
賢者がいないと分かりアトランドに戻るというリリハに老人達に背中を押されたカイナが付き添う。
「軌道樹」の幹を削り数日かけて雪海にたどり着いたリリアとカイナだったが、待ち受けていたバルギアにリリアが囚われてしまう。
リリハを助けるためカイナとリリハの弟ヤオナは雪海の中を歩いてバルギアの船を目指す。
リリハを無事奪還することができたが、船からの脱出はできずバルギアの移動要塞に降り立つことになってしまう。
カイナは要塞で知り合った窃盗団の子供の「すべての人を養える大きな軌道樹があるとお婆さんから聞いた」という話に天膜でその大軌道樹を見たという話をすると船を託されアトランドに戻ることができた。
戦争を止めるためリリハの父親のアトランド王に大軌道樹の話をするが信じてもらえない。
カイナがアトランドの地下で見つけた旗が巨大な軌道樹への地図なのではないかと考え、その地図を調べている最中にバルキアが攻め入ってくる。
バルギアの最高指導者ハンダーギルが賢者の時代の遺物の巨人兵器「建設者」を操りアトランドを襲う。
カイナが看板じいからもらった樹皮削りで「建設者」を倒し、親衛隊長のオリノガがハンダーギルを殺し停戦となる。
アトランドとバルキアで協力して大軌道樹を目指し旅へ。
続きは映画で。
23.4.22