「星屑テレパス(TVアニメ動画)」

総合得点
67.1
感想・評価
124
棚に入れた
342
ランキング
2624
★★★★☆ 3.4 (124)
物語
3.1
作画
3.8
声優
3.5
音楽
3.4
キャラ
3.3

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ネタバレ

てらし さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

きららキラキラ

最終話
明るさと解放感が漂い、みんな仲良くワチャワチャイチャイチャなこれぞ、という展開
各キャラはそれぞれの思いを抱えつつ、まだまだ道半ばですが着実に一歩を踏み出した様子
ここにきてようやく皆が地に足付いてスタート出来たというところでしょうか

終盤で同好会と海果妹やクラスメイト達との交流が描かれるようになりましたが、こういう部分をもう少し見たかったなという想いは正直あります
世界が広がり、画面も華やかになりますし、色んなキャラの掛け合いによる相乗効果や掘り下げにも繋がったと想うので
まあそこも含めてまだまだスタートしたばかりということなんでしょう

その分、海果の亀の歩みのような成長過程をよく我慢して描いたなあと関心します
ここを圧縮してたらもっと違った展開と印象になったかもしれないですけど、最終話の海果とユウ雷門さん遥乃を見て、最後まで見てきて良かったと素直に思えました

11話
{netabare}ついに雷門さんを攻略しました
弱いのはみんな同じ
居場所を求めていたのもみんな同じ
4人の奥に広がる水平線の構図
立場や考えの違いはあれど、雷門さんも海果達も行き着く答えはみんな等しく同じだったということでしょうか
失敗して学んで何度でもチャレンジし続けようと言う彗さんの言葉と何度でも雷門さんに言葉を届けると言う海果
海果が雷門さんを抱きしめた時は逆に水平線をフレーム外にし、キャラの心理に焦点を絞ることで海全体が優しく包み込んでいるようにも、今までを洗い流してくれているようにも見えます
その後海果が雷門さんに手を差し出す場面では2人の心を繋ぐように水平線が広がっています
最後は何度でも寄せては返す波を受けてキレイに揃う4つの貝殻
とてもキレイに締めてくれました

次回どういうラストを見せてくれるでしょうか{/netabare}

10話
{netabare}遥乃のメイン回と言える内容

自分から逃げるように踏み切りを通った遥乃
回想で祖父の言葉で灯台から外に出た遥乃
雷門さん家のシャッターを開けて入った遥乃
今回は室内や灯台の中、踏み切りなど入口やゲートを用いて分かりやすく各キャラクターの心情や立ち位置を表現していたように感じました

ユウの助け、祖父との思い出、海果の言葉でようやく今の自分に向き合うことが出来た遥乃。
変わるためにリボンを解いた遥乃と変わるのを諦めてゴーグルを外した雷門さんという対比も小道具を上手く活かした演出になっていたと思います。

ユウは登校した海果を入口から室内に引っ張って来たり、遥乃を追いかけて踏み切りを通ったりオデコパシーで想いを通わせたりと積極的に皆を支える繋ぎ役になっていました。

逆に海果は教室も職員室も踏み切りも悉く自分から進んで通る描写は一つも無い。
だけど自分と向き合い、自身の気持ちを素直に伝えることが出来るまでに成長しました。
おそらく次は自分の意思でゲートを通ってくれるでしょう。
次回どういう姿を見せてくれるかに期待です{/netabare}

9話
{netabare}ようやく海果が吹っ切れたようです

大会が終わって帰宅するシーン、夕陽の逆光を受け自分は何も出来なかったとユウにブチ撒ける海果
キラキラが見えなくなったと嘆くユウ

数日後、海果が偶然彗さんと出会い、お話することになります
木陰で会話する2人
自身を卑下して身を焼くように日向へ出る海果と海果に寄り添おうと傍に来てくれる彗さん。
その後海果を前へ進ませるため、誘うように日向へ出る彗さん。
最後、吹っ切れた海果と正対して自分自身の希望や夢を素直に打ち明ける彗さん
ここでは光源を逆光にすることで明確に彗さん自身の内面を表に出していることを強調した演出となっています。
おそらくは海果がユウにネガティブな思いをブチ撒けてしまったシーンとの対比になっているのではないかと思います

話のラスト灯台でユウと再会した後、螺旋階段でお話するシーンは状況が元に戻ったというより、確実に一歩進んだことやこの先のユウとの関係性を示唆しているんでしょうか。

故郷を思い出して急に歌い始めたユウさん。宇宙人設定も気になるといえば気になりますが、どっちかというと気になるのは雷門さん
正直ロケット同好会より雷門さんをどうするかの方に興味が移っちゃってます{/netabare}

8話
{netabare}品質と結果に妥協せず1人で抱え込んで突っ走る雷門さん
現状技術的な部分を雷門さんに依存し過ぎているため、こうなるのも当然といえば当然の流れ
この辺の格差は今後どうしていくんでしょうか?

今回は遥乃が雷門さんに寄り添ってバランサーを努めたのが地味にファインプレーだと思います
ケーキを作るシーンでは同時に遥乃の内面も描写しており、今後の伏線になるのかなと密かに期待してます
あと顧問の先生気苦労多すぎ、面倒見良すぎです
ケーキ沢山食べてください

一度は逃げ出したけど諦めない気持ちでようやく雷門さんにタッチダウンする海果
雷門さんが海果と正対し、前を通り抜けた時点で一つ峠は越えたという演出なんでしょうか
ただ大きく何かが変わったわけでもなく、これで解決というわけではないんでしょう
その辺も含めて選手権がどういう風に展開していくのか楽しみです{/netabare}

投稿 : 2023/12/27
閲覧 : 100
サンキュー:

3

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