イムラ さんの感想・評価
4.7
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
狼と香辛料の世界観に通じるものがあります
<2023/11/16 初投稿>
橙乃まれれが「ログ・ホライズン」の前に書いたラノベが原作。
いや、ラノベというか2ちゃん発らしい。
本放送時に楽しく拝見しました。
独特でしたねえ。
ドラクエ的世界観で、魔王が勇者を口説くところから物語はスタート。
口説くといっても「世界の半分をお前にやろう」というよりかは、異性として、そしてパートナーとして口説きます。
この手のギミックは最近でこそ時折見受けられるものの、10年前の当時としては斬新。
というのは前振りみたいなもんで。
物語の本質は歴史物です。
中世ヨーロッパの戦史や経済史、文化史をモチーフに世界的規模でお話は進んでいきます。
そういう意味で「狼と香辛料」と似た魅力があります。
そう言えば主人公とヒロインの声は福山潤と小清水亜美。
まんま「狼と香辛料」ですね笑
よくあるラブコメとか、勧善懲悪なバトルものを期待したら肩透かし喰らうと思いますが。
人間の社会の仕組みや移り変わりを堪能したいと思う人ならハマれると思いますよ。
主人公始め、人名の固有名詞が一切出てこないところも個人的にはツボでした。
この作品があったからこそ「ログホライズン」ができたんだなと納得。