タイラーオースティン さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
喜怒哀楽に満ちた青春群像劇
なんといっても序盤のコミカルな感じのストーリーから終盤のシリアスな感じの流れは2000年初頭からのラブコメアニメでよく見られたイメージなんですが、その中でも屈指の出来だと思います。
大河や竜児のコンビをはじめ、みのりんやあーみん、北村といった主要登場人物それぞれに魅力があり、なおかつ決して完璧ではない人間味溢れたナイーヴさも中盤以降のドラマ性を大きく引き上げていたように感じます。
リアルタイムで視聴した当時は自分もまだ若かったこともあり、終盤の竜児らの行動におおっと思わせられるものがあり、それと同時にどうしようもないやり切れなさを感じたものでしたが、時が流れ、それが若気の至りなんだなとようやく理解しました。そういう意味では他の方も述べておられましたが、見る時期によって印象が変わってくる作品ではないかと。
余談ですが、後半あたりのエピソード後に竜児達の担任の先生が三十路なのに独身で誰か貰って下さいと自虐的になるおまけシーンが悲しいけど少し笑ってしまったものです。