Acacia さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
木綿のハンカチーフ
原作なんて全く知らず、ただPVを観ただけで
興味を惹かれ、試しに第1話を観たらそのインパクトに
大嵌りしたシリーズ。
Season 1 から10年の歳月を経て完結、
巨大なコンテンツとなった「進撃の巨人」
Season1 放送終了以降は、原作も読み始め、
結局Season 3 Part1 辺りまで読みましたが、
以降はアニメで物語を知っていく事に。
十二分に娯楽として楽しませて頂いた本シリーズですが、
実は自分の中では「惜しい」「途中で冷めてしまった」作品でした。
最大の謎である
{netabare}巨人の正体が人種差別や人類の歴史に起因している事が
余りにも真っ当すぎて急にファンタジーの世界から、
現実世界に舞台替えしたかの様な感覚で、
「宇宙から飛来した未知の生物とかの方が面白かったなー。」と、
勝手に自分好みに妄想してしまい、{/netabare}後半辺りから段々
入り込めなくなってしまいました。
立体起動装置によるアクションも、何とか魅せや練られた作画で
胡麻化そうとしていますが、先に述べた空想から現実感の
舞台に移るに連れ「いや、ちょっと有り得ないんじゃない?」
がシリーズを追う毎に頭の中で濃くなっていき…。
熱血カタストロフと自分で勝手に呼称しているシリーズですが、
最後まで{netabare}想いが報われた登場人物がほぼ居なかったですね。
{/netabare}ここら辺りは原作者の鬼畜さが伺い知れます(笑)
作品としては類を見ない個性やインパクトが
輝くシリーズなので、良いアニメをお勧めするなら、
間違いなく候補に挙がる一作です。
タイトルは、
自分は世代ではないのですが、色々な歌手の方が
カバーされている過程で知った名曲。
ちょっとエレンとミカサの関係と重なる気がしました。