ようす さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
全部終わった物語だと思っていた。再びあなたと会うまでは。
化物語
↓
偽物語
↓
猫物語(黒)
↓
<物語>シリーズ セカンドシーズン
↓
花物語
↓
憑物語
↓
終物語(12話)
と見てきた物語シリーズ。
時系列順などいろいろな見方がありますが、
この原作に沿った順番が自然なのでおすすめです。
長いシリーズですが、
ハマったのなら一気に見てしまうことをおすすめします。
ストーリーには情報が多くて、原作通りの順で観ると時系列もあっちこっちいくため、記憶が新しいうちに整理した方がわかりやすいと思うので。
私も「憑物語」から時間が空いてしまったためにこれまでの話がうろ覚えとなってつながらない部分が多く出てきてしまったため、結局化物語から見直して、終物語を視聴しました。
今までの物語の細かな伏線を回収した物語。
いよいよ物語シリーズも終盤です…!
終物語(前半、と言えばいいのかな?)は全12話です。
● ストーリー
高校3年生の阿良々木暦(あららぎ こよみ)は、
転校してきた1年生・忍野扇(おしの おうぎ)を紹介される。
彼女は、吸血鬼の力を持つ暦の導き手であった忍野メメの姪だという。
校内に隠し部屋があるかもしれないと見当をつけた扇は、
暦と共にその場所へ向かう。
「おうぎフォーミュラ」「そだちリドル」「しのぶメイル」の3つのストーリーから成り立っています。
これまでちゃんとした紹介もなくしれっと登場していた扇が正式に登場していたり、
新しいキャラが登場したり、
セカンドシーズンの猫物語(白)で少し描かれていた阿良々木くんの行動がきちんと描かれたり、
これまでの物語の足りなかったピースを埋める物語でした。
伏線を回収したのか、
細かな点を伏線として仕立て上げたのか、
どちらにしても「確かに言われてみれば引っかかっていたんだよね」なポイントの生かし方が絶妙にうまい。
相変わらず大部分を語りが占める動きのないアニメです。
(それでも作画が凝られているので見ていて飽きることはない)
合う合わないの相性はあるかもしれませんが、
ハマるとストーリーの面白さは間違いないと思います。
● キャラクター&声優
これまで登場していたキャラクターもたくさん登場します。
それに加えて、新しいキャラやこれまでスポットライトの当たってこなかったキャラにも大きな活躍が。
キャラの良さはもちろんですが、
今回改めて感じたのは声優さんのハマり方と演技のうまさです。
どのキャラもぴったりだし、
それぞれのキャラを自然に演じている。
さすがと感嘆せずにはいられない声優陣です。
メインキャラを演じる声優さんはもちろん、
今回印象に残ったのは、
忍野扇(cv.水橋かおり)、
老倉育(おいくら そだち)(cv.井上麻里奈)
臥煙伊豆湖(がえん いずこ)(cv.ゆきのさつき)
でした。
表情豊かな語りを聞けるだけで幸せな気分になれる、
まさにプロの仕事だなと感じました。
● 音楽
【 OP 】
「decent black」/ 忍野扇(水橋かおり)
「mathemagics」/ 老倉育(井上麻里奈)
「mein schatz」(歌なし)
今まで通り、
エピソードのヒロインが歌うOP。と思ったら、
忍ちゃん(cv.坂本真綾)は歌わないのね…。
これまで物語シリーズのOPは好きなものが多かったのですが、
今回の3曲は、うーん…。
嫌いとは言わないけど、今までが良かった分、残念な感じがしてしまいます。
雰囲気がキャラソン感よりもダーク寄りになったからなのかしら。
【 ED 】
「さよならのゆくえ」/ 瀧川ありさ
EDはこれまで通りな雰囲気に安心^^
この曲は良かったです♪
● まとめ
怪異や女の子との絡みがメインな物語シリーズ。
全体的な雰囲気は暗くても、
合間に挟まる阿良々木くんたちのギャグじみた掛け合いが楽しい。
本編とは一切関係がないから余計に感じる人もいるかも。笑
長いシリーズですが、最初からここまで変わらず楽しんでいるので、
さらに続きを楽しみたいと思います♪