Mi-24 さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「マヤノトップガン」君は寝たまま起きないのか...
主役トウカイテイオーのキャラがいい。衣装も格好いい。
主役の周りを固めるウマ娘達も、いいキャラが揃っている。
「私は何度でも立ち上がる」
常識を覆し奇跡を起こす。
トウカイテイオーの物語り。
天皇賞(春) での熱い頂上決戦。
「地の果てまで駆ける」
トウカイテイオーが語れば
「あちらが地の果てなら私は天まで駆け昇る」
悠然と返すメジロマックイーン。
どんなに才能があろうが努力しようが、勝ち馬は一頭。
非情なる勝負の世界。
トウカイテイオーの挫折期間。
主役が怪我で療養中でも世界はまわる。
日陰から表舞台へ。
渾身の粘りで、春秋グランプリ連覇という大快挙を果たす、爆逃げの
「メジロパーマー」
台頭してくる次世代の新星達
「ミホノブルボン」
「ビワハヤヒデ」
そして忘れてならないのが、オープン馬として長らく活躍するも、G1には届かなかった、チーム「カノープス」の面々。
全てのキャラが混じり合い、ストーリーが綺麗に纏まっている。
第二の主役とも言える「ライスシャワー」も良かった。
「この馬に触れる全ての人に、幸福が訪れますように」
誰よりも優しい願いが込められた名前を持つ、孤高のステイヤー。
大歓声が悲鳴に変わる。
負かした相手が背負う期待が大きすぎた。
図らずも憎まれ役となり「刺客」という呼び名が定着する。
そして強敵メジロマックイーンを倒すため、異例のハードトレーニングを敢行して挑むは、天皇賞(春)。
逃げるメジロパーマーに、襲いかかるメジロマックイーンとライスシャワー。
レース後の特別編成のエンディングは素晴らしかった。
名シーンが多い傑作アニメなのは間違いないが、一つ残念だったのはジャパンカップをカットした事。
この年から国際G1競走となり、多数の海外強豪が集まった1992年のジャパンカップ。
しかも当時は外国勢が強くて、これまでジャパンカップを勝った日本調教馬は、カツラギエースとシンボリルドルフの二頭のみだった。
トウカイテイオーのジャパンカップ制覇は、日本調教馬として最初の国際G1競走制覇ともなった。
トウカイテイオーの挫折期間が長くてくどくも感じたので、挫折期間を削ってジャパンカップ制覇は入れて欲しかった。