STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえず簡単な感想
原作は未読。
いわゆる伝奇時代劇で、未知の島へ繰り出すところなどは秘境冒険もの要素があり、島では
罪人は個別に行動して、「不老不死の仙薬」を持ち帰った者だけが無罪となる点などは
サバイバル系デスゲーム要素ありと、色々と盛りだくさんな感じ。
序盤で印象深げなキャラを数多く登場させながら、いざ島に上陸すると次々と
死んでしまったのには驚いた。
もっともキャラが掘り下げられる前に死んでしまうものだから、驚いただけで特に感慨も
なかったけど。
まあ、よくよく考えると序盤に結構多くのキャラが登場したから、各キャラを
掘り下げていくためには、序盤に絞り込んでいくこの展開は正解かも。
島に上陸前は画眉丸を始め、かなり強者感のあった罪人と山田浅ェ門たちだが、いざ天仙と
戦うと相当な戦力さを感じさせ、とにかく絶望感を感じさせる。主人公サイドの活躍で
カタルシスを得るなど望むべくもない。
結局、話途中で終わってしまったが、終盤にタオという対抗手段で一矢を報いることが
できたため、なんとなく希望が持てる終わり方。
主人公の画眉丸だが、クールなようでもあり、熱血なようでもありと、なかなかつかみどころの
ない感じであるところが面白い。
対するヒロインは山田浅ェ門 佐切と杠が二大ヒロインといったところで、正反対の
タイプだがいずれも魅力的。
画眉丸と行動を共にする二人だが、当の画眉丸は妻にしか意識が向いていないため、いわゆる
恋愛的な展開はなさそう。
とはいえ、作品の締め方を見るに、画眉丸と妻の方もうまくいくようには見えないのだが。
2023/10/29
2024/12/10 誤字修正