青星アーツ さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.0
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
それは、工具と呼ぶにはあまりに警◯すぎた
主人公は中二病を抱えていますが、戦えば俊敏で強く、そしてたしかにかっこ良く映る。剣の熟達者である強者を圧倒する強さがありながらも、中身はいかに陰の実力者ぽく街や人を見下ろしたり、台詞を決めて去るシーンを演出しようかという趣味というか、憧れへのこだわりについてしか考えていないのです。主人公はそんな遊び状態の中、周りの仲間や敵たちは真剣に世界を変えようと危険な戦いを描き出している。そこに中二病的な笑いの雰囲気はないので、作品はコメディとしても物語展開を追う話としても捉えられてしまう。そのためグロテスクシーンがミスマッチ感を引き起こすように思える。しかし、主人公の特徴について見れば
{netabare}
『アイ アム……。』
『借り物の力で我は倒せん。』
{/netabare}
など低く決めた台詞で、渋くて猛者らしいクールさを楽しめもする作品ではあったと思います。