wkr さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
照れた女の子で癒されるアニメ
ラブコメだけどもほぼ進展がない、どちらかと言うと日常系(空気系)寄りのラブコメ。コメディパートとラブコメパートの塩梅、テンポ感も丁度よく、特にラブコメパートが話のスパイスとして上手く作用している。コメディパートでは作品タイトル通り、問題のある部員達の様子が描かれ、それぞれ個性的で愉快だが、特筆すべき点は内巻のキャラ設定→[絵の才能に恵まれながらも、「理想の二次元嫁」を描くためだけに美術部に在籍する2年生。そして、三次元にはまったく興味がない。](公式サイトからのコピペ) といったように良くも悪くも個性的でそれに加えて鈍感であるが、これがうまくギャグとして良い方向に昇華出来ているという点。それでもなお内巻というキャラが許容できるかが作品を楽しんで観られる前提となっている。そして、宇佐美さん(本作の主人公)中心のラブコメパート。宇佐美さんが色んな表情を見せてくれます。内巻に意識させようとしたらカウンターに合い照れる、勘違いして照れるetc。。この流れがとても可愛らしい。観てるこちら側も、内巻に対して「何でそれ気づかないんだ!」といった不満や、宇佐美さんが何故好きになったのかが何となく伝わってきて、観てるうちにキャラに共感でき、宇佐美さんがより魅力的に映ることでしょう。私は内巻が宇佐美さんに対して好意を持たないことは分かっていながらも、僅かに期待してしまい結局最後まで観てしまいました。作画面は絵のバランスがよく、明暗の強弱等細かい部分のレイアウトもしっかりしていてしっかり動いているので評価高め。この監督は唇好きなんですかねwキャラデザもシンプルながら可愛い(好み)。声優さんの演技もそれぞれキャラの魅力を引き出していてよかった。
個人的には若干消化不良で、内巻にフラれた子と部長と話してた子を部員達と絡ませて欲しかったです。意味ありげに映されていた為に原作では登場してそうなので、その子達との絡みも観てみたいなと思ってます。なので続編制作に期待