「映画 五等分の花嫁(アニメ映画)」

総合得点
75.5
感想・評価
179
棚に入れた
695
ランキング
806
★★★★☆ 4.0 (179)
物語
4.0
作画
3.9
声優
4.2
音楽
3.8
キャラ
4.1

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ネタバレ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ヒロインは五等分?五倍?でファン向けのアニメ。

【概要】

アニメーション制作:バイブリーアニメーションスタジオ
2022年5月20日に公開された136分間の劇場版アニメ。

原作は『週刊少年マガジン』にて連載されていた漫画作品。
著者は、春場ねぎ。

監督は、神保昌登。

【あらすじ】

全国模試でトップレベルの学力を持つ努力家で家が貧乏な上杉風太郎は、
転入生で勉強ができなくて落第必至な五つ子の美少女である、
中野五姉妹の家庭教師を引き受けて最初は反抗的だった彼女たちと打ち解けて、
五人全員から恋愛感情を持たれるようになった。
少しずつではあるが、留年せずに卒業できる程度に学力が上がった五つ子たち。

実は風太郎は小学生の時に五つ子の誰かと出逢っていて、
それまではワルガキだった風太郎の生き方を変えるという縁があったのだった。

五つ子はそれぞれに自分の将来について、具体的な思いをかためるようになる。
そして、風太郎と五つ子の高校生活最後の学園祭が始まる。
それは、六人の恋愛関係に区切りをつけるものだった。

【感想】

他のアニメでも書きましたが、
今どきはキャラ人気ありきの設計のアイドルドラマ的な作品がありますね。

その代表格が『五等分の花嫁』で、可愛い五つ子ちゃんのグッズやコラボなど見るに、
演じる声優込みで二次元アイドルなタレント的な価値がアニメのキャラクターに発生していて、
アニメ自体がスタッフの力量の範囲内で五つ子が最も可愛く見栄えするように作られている。

1期時点では手塚プロダクションで作画はあまりよくなかったもの、
2期でキャラデザがやや幼くなったものの可愛くなり、映画では五つ子に限っては理想のキャラデザ。
比べると重要視されていない男性キャラやモブキャラの作画が継続して良くはないですけどね。

有り体に言うと自分は三玖推しではあるものの、この作品に入れ込んでなくて、
風太郎が誰とくっつくかも然程気になって無くて、興味のない恋愛のいざこざを、
まるでギャルゲーの会話シーンとイベントスチルシーンを、
連続してオートモードで流し見しているような感覚で、
五つ子の実父との決別の話であるとか、五つ子が気持ちをぶつけ合うとか、
この映画長くね?ずっと喋りっぱなしで芝居の行間を読む楽しみが無くね?

原作由来だから仕方ないにしても、五つ子の養父との対比で実父を、
あそこまで無責任で人の気持ちがわからない口先だけの薄っぺらい人間に描くと、
その実父と互いを知る仲で愛し合って五つ子を産んだはずの母親が、
実父の独り善がりな本質を見抜けなかった節穴ということになりますよね。
血の繋がりのない五つ子を愛した女性の娘だからと引き取った、
中野養父の引き立て役の小道具でしかないですね。

とかドラマとしてもあまり深く刺さらないストーリーだと思いながら観ていて、
ファンと比べたらあまり楽しめはしなかった映画ですね。
一応は原作を全部読んだ上で視聴はしているのですけどね。

自分は少女漫画原作での、男女の一対一のつきあいや三角関係の物語は好きなのですが、
主人公だけがモテモテなハーレム要素満載のアニメは、
ギャルゲーのテンプレで作られてるって感じで合わないのですよね。
1期から続けてこの映画に至るまで、
五つ子が可愛い以外は特に良いとは思えるところがないアニメでした。


とまあ、ファンの方には申し訳ないことしか書いてないのですが、
これにて、感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2023/11/18
閲覧 : 111
サンキュー:

24

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