ナノトリノ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
この夏のMVPは『GoHands』
界隈?では不作とまでささやかれた今夏。
そんな夏に「オッ」と思わせてくれたのが『GoHands』でした。
本作「好きな子がめがねを忘れた」
及び「デキる猫は今日も憂鬱」の2本を同期に揃えてきたのです。
GoHandsは2年に1作程度の本来寡作なスタジオです。
完パケで納入する所らしくそれゆえなのか品質は終始安定し、
両作とも1クールの最大尺である13話たっぷり放送されました。
特徴である緻密な背景にカメラがぐりんぐりん動く画面作りが
意識的になのかどうなのか 両作の冒頭で共に施されています。
これにより何も知らない状態で両作を観たとしても
「あれ、なんかこれ似たようなの最近見た」と想起させ、
最後にドドン!と『GoHands』ロゴが強く刷り込まれます。
クセの強い唯一無二の作風は寡作であるにもかかわらずこの夏多くの人の網膜にその名を刻んだことでしょう。
ぐりんぐりんカメラは2話以降グッと控えめで目にも脳にもエンコにも優しく
緻密な映像とはウラハラに「そうはならんやろ」連発のまるでおとぎ話のような甘さを兼ね備えたふわっふわラブコメです。
個人的ポイントは主演お二人の好演。
特にキモかわいく小村くんを演じた伊藤さんが歌(ED)もうまくて目からウロコです。