たナか さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
Back To The Another
タイムリープ破滅回避系ですわ味。
はめふら風売れ線なろうリミックス。
01
トラックではなくギロチン。異世界ではなく過去の自分。
やり直しの物語として最初は感心はしたのだが破綻してないか。ゴールは財政破綻回避なのでただ自分が改心するだけではBADENDの回避は不可。カタリナやプライドのように自身の蛮行が原因ではないため、自身の影響力を最大限にするとともに大きな改革のための仲間探しでの勢力拡大が急務と。
3年に渡り辛酸を舐めてきたミーアが過去に戻り、いかに自分が恵まれていたかと涙するシーンは素晴らしかった。小さいスケールで言えば大病を患った患者が健康の大切さを身に沁みて感じたときには手遅れだけどもしやり直せるのなら…みたいな。他人を無碍に扱ってきた自分の愚かさを恥じては感謝の念に包まれるという彼女自身のパラダイムが大きくシフトする瞬間を切り取った場面が少ない手数で表現されていて、なかなかこれはちゃんとしてる作品だなあと期待は高まる。こういう気づきというかコネクティングドッツというかエウレーカ!だったり、こういうのが成長と呼べるものだと思う。なんか行動して問題解決してイベントクリアしてせいちょうした!みたいな演出があったりするけどそういうんじゃないだろと思う自分はここだけで素直に感心させられた。
しかしなんでアンヌにキレてんの?カビパンで食い繋いでいたミーアなら家臣の目など気にせずに汚れてない部分なら平気で食べれるはず。思い出した!を強調する演出のためとは思うんだけどコレ違くない?コックの扱いが激変したシーンで改心を演出したあとに、普通に食欲に呑まれて自身を制御できてない時点でキャラブレに感じた。アニオリ?前半のシーン書ける人がこんなことするか?脚本担当ぜってえ原作読み込んでないだろって思ってしまった。気にしすぎかなあ。前半がすごく良かっただけにかなりガッカリした。
世界は誰かの仕事でできている
他人に感謝するということを覚えたミーアの躍進は約束されたも同然でしょう。はめふらというよりはカメレオンの後継か。あの名作のようにいざとなったら他人のために体を張れる主人公を見せてくれたらいいのだが、自分のことしか考えないし棚ぼたご都合ラッキーなだけなら微妙。今の世で他人のために泥を被る主人公って偽善者扱いで感情移入デキナイーに捉えられがち。
ロリですわツエーの爽快感はありそう。ただ安易なコピペで背景が無駄にうるさい。