「ガールズ&パンツァー 最終章 第4話(アニメ映画)」

総合得点
76.1
感想・評価
39
棚に入れた
183
ランキング
732
★★★★★ 4.2 (39)
物語
3.9
作画
4.6
声優
4.2
音楽
4.2
キャラ
4.3

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

試合作画は凄かった

 内容的には無限軌道杯の準決勝の大洗女子対継続、聖グロリアーナ対黒森峰を描いたもので、
対継続戦ではのっけからあんこうチームがやられてしまったこともあって、主役の西住 みほ、
並びに彼女が所属するあんこうチームの印象がこれまでになく薄かった感じ。

 あんこうチームなしで始まった対継続戦、ここでは形ばかりの隊長であった河嶋 桃の覚醒を
期待していたが、別段そういうこともなくw、角谷 杏が混乱を収め、澤 梓が後を引き継いで
終わり。メタ的にはみほの後の次代の片鱗を見せた感じ。

 本作でようやく全貌があらわになった感のある継続。これまでは戦車の弱小さを戦術で
補っているようなイメージがあったが、本作を見るにフィンランドがソ連から鹵獲した戦車が
多数登場しており、むしろ強力な印象。

 本シリーズはカットなしの長回し戦車描写が楽しめるが、本作では対継続戦での
滑降しながらの戦車戦が圧巻。
 もっともスピーディーなうえに戻して観ることのできない劇場鑑賞ということもあって、
詳細な内容を理解するには至らなかったけど。
 総じて対継続戦では良くも悪くも過去の試合の戦術や展開が流用されている感が強かった。

 後半の聖グロリアーナ対黒森峰に関して、視聴前は大洗女子の決勝の相手を決めるという
メタ視点では、練習試合とはいえ劇中で唯一大洗女子に土を付けた聖グロリアーナとの再戦、
準々決勝で変化を見せた逸見 エリカによる捲土重来の黒森峰のどちらもありかな?と
思っていたが、結果としては前者。
 前作で変貌した黒森峰に勝つには聖グロリアーナもなんらかの変化が欲しかったところで、
特に使用戦車がチャーチル、マチルダ、クルセーダーと、元々他の強豪校に較べて火力が
弱かったこともあって、戦車の強化もして欲しかったのだが、島田 愛里寿並びに彼女が
搭乗するセンチュリオン加入は、個人的には予想外の驚きがありつつ、センチュリオンが
英国戦車ということで「その手があったか」という感も。
 これで決勝は大洗女子の練習試合のリベンジと、愛里寿のみほに対するリベンジという2つの
側面が出てきて、なかなか楽しみな展開に。
 まあ戦車強化という点では、個人的にはコメット辺りの新戦車登場を期待していたけど。

 試合描写は堪能できたが、あんこうチーム不在だったり、試合間の日常描写が
少なかったこともあってか、キャラクタードラマとしての側面はますます希薄になってきた。

2023/10/14

投稿 : 2023/10/14
閲覧 : 86
サンキュー:

3

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