くまごろう さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
タイトルやオープニングのイメージと異なり全体的に暗くて過酷
視聴完了
2期一気見したので定かではないが多分全12話
ジャンル
ヒューマンドラマ
タイトル由来
りんごから作られる銀砂糖と妖精の物語
設定
妖精がいるファンタジー
昔は人間と妖精が仲良く暮らしていたが、戦争が起こり妖精たちは奴隷の扱いになっている世界。
ストーリー展開
妖精と仲良くしたいと思っている主人公アンが母の供養のため銀砂糖の品評会で優勝し銀砂糖士の称号を得てその年の供養のモニュメントを作ることを目指す、物語だったのだが、様々なトラブルに巻き込まれながらも前に進んでいく物語。
奴隷市場で買った戦闘妖精シャルやアンに恩を返すためについてきたミスリルリッドポッドと出会い品評会のある街に向けての旅路、盗賊や危険な魔獣に襲われながらも仲良く進んでいく、道中は実は平和だったのかも。そのあとプロポーズするくらいに仲の良いジョナスに裏切られ品評会のための作品と銀砂糖を盗まれ、一度は挫けた心をシャルと共に立て直し品評会に辿り着くも、大きさが足りないからと銀砂糖士にはなれず。その後翌年の品評会に向けて修行する中でキャットとの良い出会いもあったが、とある貴族の依頼でジョナスと再会。またジョナスの策略に振り回され一度はシャルとお別れする。
その後貴族の依頼も達成し、有名にもなり準備は万全、かと思いきや、これまたジョナスによる悪評によりアンの評価は悪い意味で広まっていた。
そんな中で行われる品評会はタイミング悪く銀砂糖の原料となるりんごが不作で、大手工房でりんごの配給を取りまとめるという年になったのだが、アンの担当はジョナスが属するラドクリフ工房。様々な嫌がらせを受けながらも銀砂糖は用意したが、ラドクリフ工房のベテランによりその手を傷つけられそうになるという事件が起き、アンとついでにジョナスは追放。
とはいえアンは銀砂糖を確保していたので問題ない、かと思いきやその銀砂糖は劣化品とすり替えられていた。失格になる間際、シャルが自分の身を売りペイジ工房の娘から情報を書き出し銀砂糖を確保。疑惑も解けアンが銀砂糖士となる、がシャルはペイジ工房の娘に奪われてしまう。
感想
総評80点
良かった点
設定、ストーリー、キャラ
悪かった点
流石にちょっと過酷すぎる。
レビュー
題名とオープニングから緩い逆ハーレム系ファンタジーかなと思っていたが、全く真逆のダークファンタジーだった。
設定もストーリーもキャラもとても良いのだが流石にアンに次々と降りかかる試練に心が折れそうになる。
また、妖精よりアンにとって妖精は悪くなくそれを不当に弾圧する人間が悪という考え方があるのだが、それにも増して人間がクズしかいない。特に悪役として出てくるジョナスとペイジ工房の娘はひどく、罰さないのが理解できない。
(と思ったら2期で出番があった。お前らがしたことは許さないけど)
まとめとして過酷な運命に、前向きに、友達の妖精と一緒に進んでいく女の子の物語です。