螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
1.9
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:今観てる
ダースベイダー化するヒロインェ……
eスポーツを題材にした、テーマ的には珍しい作品。アニメオリジナル。黒井津さんや犬ひろの制作会社が作画をしていますので、これらのアニメ作品を知っているなら作画の質は自ずと見えてくると思います。
この作品は作画が本当に酷いです。開幕のps1レベルのゲームのCG(ps1に失礼)でこちらに即死技を仕掛けてくるくらいには酷い。平成ならまだ分かるけど令和にこれは……ちなみにレトロゲームってわけでもないです。アニメ作画もライアー・ライアーや青のオーケストラとタメを張るレベルです。
ストーリーも現状は微妙な部類かと。終盤の主人公が数年のブランクありで無双したり(脳内シミュレーションをしていたと言っているが、ブランクはそんなに甘くない)、主人公がバイトしているゲームセンターの経営者のおやじが同情できないくらいに無能過ぎて高校生に泣き寝入りするレベルで情けなかったりと、なんか強引な話し運びになっています。
1話から作画が終わっているので、これに耐えられないと完走は厳しいと思います。
2話
1話よりはマシ……かもしれません。作画は相変わらず。
前の話からそうですが、所々群青のファンファーレみたいなテーマを舐めたような描写が多いのが気になります。ハードスケジュールな女優業とeスポーツの兼業ってできたりするのでしょうか。eスポーツゲームをやる女優さんはリアルでいるみたいですが、趣味はともかく公式大会にてガチでやるとなったら話は違ってくる気がします。しかもお忍びなのはかなり無理があるのでは?キャラとして売り込んでるって設定にした方がまだマシだと思います。
女優のヒロインがダースベイダーみたいな格好で電車に乗ったり、それを主人公たちが尾行したりする意味不明な展開が多いです。女優なのに鍵を開けっぱなしで風呂に入ったりしているのはセキュリティ観念が狂ってるとしか思えません。あと玄関に漏れていた赤い血みたいなのはなんでしょうか。
本筋とは無関係なところばかりが気になる……
3話
優の参戦決定から色々あって、大会がスタートする回。これまでの設定を無難にこねくり回しただけで全体的に印象が薄い話でした。作画はいつも通りで、作画崩壊は日常茶飯事です。
炎上の話とかもとりあえず入れとけって感じです。ある種リアリティはありましたが。
一つ言いたいことは元FOX ONEのジョナサンが敵チームに参加していた事実が一大イベントのように取り上げられていましたが、ジョナサンの描写が少ないからこちらは彼がどんな奴かも分からないし、味方側において店長以外と彼の因縁が皆無なのでこれをやるには早過ぎるという点ですかね。
今期は優秀な作画、脚本のオリアニであるオーバーテイクがあるのもあり、作画に大きな不安を抱えるこの作品は微妙な感じが否めません。オーバーテイクには無い美少女とのラブコメ(?)を重視すれば見れないことはないかもしれませんが……。
4、5話
試合の話ですが、ぶっちゃけあんまり盛り上がらない回だと思いました。大体どちらかが一方的にもう一方をなぶる、いわゆるターン性展開の繰り返しで、ゲームのCGと演出の酷さも相まって退屈です。主人公のトラウマ周りだけはよくできてるかなとは思いますが、他の要素は平均未満なのでこれだけを楽しみに見るには正直言ってかなり厳しい出来です。