セシウス さんの感想・評価
3.4
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
きらら系?巨大ロボットアニメ
ゲーム(スパロボ30)でストーリーの一部が描写されていて、その世界観に興味をひかれて視聴してみました。原作はなんと円谷プロの特撮だとか。もちろん未視聴です。
巨大怪獣が存在しているのに町の人々は認識していない不可思議な街で記憶喪失の主人公がジャンク屋のレトロPCの中の「エージェント」と合体して巨大ロボに変身して怪獣と戦うお話です。書くと設定てんこもりな感じですが実際見た感じではそんなに小難しくなく自然と世界観を理解できると思います。
ストーリーの流れは平坦で意外性も何もなくテンプレといった感じですね。2人いるヒロインの友情に関する描写のウエイトが大きくて学園日常系?というテイストでした。
キャラクターの描写は浅めで主人公からしてとても印象が薄いです。ただダブルヒロインの描写は魅力的(特に敵側の方)で、ほかに脇役で何人か印象的なキャラはいました。声優さんたちは実力派を揃えていて一部を除いて皆上手だったと思います。
作画はキャラクターは安定していたと思います。ロボットや怪獣の描画もちょっとオマージュ入っていて良かったと思いました。ただ戦闘シーンが短くてちょっと物足りなさを感じました。音楽は王道系のOP、この作品の特徴を一番表していると思われるEDと、どちらも良かったです。
設定とキャラクターは良かったのですがストーリーに面白さを感じられず全12話を見るのに半年もかかってしまいました。ハコニワ的な世界なので深刻な空気がほとんど感じられなかったのも原因かもしれません。かといって日常系のようにいつでも気楽に見られるタイプの作品でもなく、見るのが億劫な割にヒロイン2人の可愛さだけが記憶に残るという作品でした。