エイ8 さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
守ってもらってモテる男子の異世界生活
『異世界ワンターンキル姉さん〜姉同伴の異世界生活はじめました〜』(いせかいワンターンキルねえさん あねどうはんのいせかいせいかつはじめました)は、原作:このえ、作画:田口ケンジによる日本の漫画。
2023年4月から6月までTOKYO MXほかにて放送された(wikipedia)
あれ、これって漫画原作?って思いましたがやっぱり「なろう」が元になってるとのこと。納得。
意外と金かけて作ってるようで1クールなのにOPが二つありました。EDも多分モーションキャプチャーして描いたように思います。というか、EDの肉感でやって欲しかったなあともちょっと思ったりw
本編の作画の方も割とちゃんとしてる方だと思います。時折崩れますが、そこそこクオリティは維持してる方かと。
音声面に関しては、特に1話の段階ではかなり聞きづらかったのですがこれは「おま環」だったのかどうか。2話以降は特に気にならなくなりましたので、多分マスタリングの問題だと思うんですがね。呟くような台詞が他の音と比べて小さすぎたように感じました。
姉と弟ものですが所謂「おねショタ」ものって感じではなかったです。たださすがに主人公で弟の軍場 朝陽(いくさば あさひ)の声質は中性的になっていましたが。でもこのキャラの声優は榊原優希(男性)なんですね。中性ボイスとしては上手な方だと思いました。
所謂チートものの一種だとは思われますが、主人公の弟くん自身に力はなく代わりに無双の姉、軍場 真夜(いくさば まや)がスタンド乃至はサーヴァント状態で自動的に彼を守ってくれる形になってました。
しかも朝陽を守るのは彼女だけではなく魔王を仕える魔王六将の幹部の一人であるキルマリアもまた姉のように振舞って彼を助けるという流れ。
序盤はそんな真夜とキルマリアによる過保護ムーブでしたが中盤以降はエピファネイアの冒険者ギルドを勤める受付嬢のターニャだったり神官職を勤めるソフィ=ピースフルだったり冒険者ランクのゴーレム級の強さを持つグローリア=ブリガンダインだったりが絡むハーレムラブコメなノリへ。タイトルからして「おねショタ」的なものを求めているであろう視聴者としてはこの流れが良いのか悪いのかは意見が別れそう。
ただまあ、姉(17歳)が弟(15歳)に抱き着いたりちゅーを迫るような描写というのはギリギリな年齢ラインな気もしますねw朝陽くんの声質が中性的で良かったと思います。また、真夜さんの朝陽くんへの迫り方は往年の諸星あ〇るだったり冴〇獠を彷彿とさせており良い味出してたと思います。
最後に細かい点の突っ込みを入れておくと、一応転移ものなのにどうやってスマホを持っていけただとか、ユーモラスに姉の後追いを描いてましたが残された両親がどう思うか考えろとかちょっと思ってしまいましたw入院費だってバカにならないんだよw