てとてと さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.5
状態:観終わった
現実主義=醒めてる?じゃないと思う。主人公に好感持てないラブコメもどき
なろう系の学園ラブコメ。隠れハイスペック?だが恋愛に醒めてる?感じの主人公が、ヒロインたちと交流していく。
【良い点】
サブヒロインたちが軒並み可愛くそこそこの魅力あり。
良くも悪くも往年の恋愛ゲーム的な分かり易いキャラ付け多く、幼馴染やツンデレ、奥ゆかしい後輩、対人関係ニガテ系同級生などなど。
主人公は良くも悪くも(どちらかというとかなり悪いんだけど)醒めているというか如才無く、都合良く美少女たちに好意持たれて交流イベントをこなす。
ラブコメというより、醒めた目線での恋愛ゲームプレイのようだった。
…あまり良い書き方ではないけれど、これはこれで面白くはあった。
主にサブヒロインズの可愛さで持っていた。
主人公に好感は持てないが、特に不愉快な展開は無く、淡々と見られる。
キャラデザは平凡だが女の子は十分可愛く好み。
【悪い点】
主人公が醒めている、というよりも恋愛自体に真剣に向き合わない姿勢。
これをもって現実主義?と思われるが、単につまらない奴な印象。
主人公がコレなためか、ラブコメ自体が終始成立していなかった。
メインヒロインが空気。
設定上は別格の美少女らしいが、性格的にもキャラデザ的にも一番地味。
主人公がメインヒロイン放置して、サブヒロインに好意持たれては醒めた交流する流れが微妙。
主人公に魅力が皆無。
誰に対しても親身に見えてその実誰に対しても八方美人。
妙に上から目線で格下と見なした?女子を見下すような態度と心の声が目立ち悪印象。
こういうのは現実主義とは言わない。なんだろう、高2病?とも違うけれど、それに近い歪みを感じる。
会話劇のセンスが無く、会話劇主体の作劇が退屈気味。
青春劇系のライトノベルを志向したと思われるけれど、出来ていない。
【総合評価】2~3点
ラブコメの体を成しておらず終始微妙だった。
なんだろう?あまり好きじゃない恋愛ゲームを惰性で要領は良くプレイしているのを、性格悪いプレーヤーの実況聞きながら見せられていた感じ。
評価は「悪い」けれど、サブヒロインたちは可愛かったのが捨て難い…
作風は違うけれど「俺を好きなのはお前だけかよ」を少し彷彿とするネガティブ感。
ひねくれ主人公と空気ヒロインでサブヒロインの方が魅力ありなど共通点が。
俺好きの方がプロのラノベ作家だけあって内容が濃い一方、裏腹で不快感も強いため、総合的に同じくらいのつまらなさ。