タック二階堂 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
「アイアムアヒーロー」作者が贈る忍者モノ。懸念材料は…
詳細は公式でも。
「アイアムアヒーロー」の作者・花沢健吾さんの原作コミックをアニメ化。講談社『週刊ヤングマガジン』連載中です。
で、懸念材料とは制作が手塚プロダクションという一点のみ。
現代日本にも、水面下に20万人の忍者が潜んでいる。という世界観で、主人公の雲隠九郎は、重大な任務としてとある高校に潜入するといったお話。
あ、先に良かった点を。
キャラたちが屋上に集まって話をしている中で、「ジャンプじゃねえんだから」といったセリフがありました。面白いですね、そういうイジリはw
さて、ぶっちゃけたことを言うと、話はすごく面白そうなのに、なんで手塚なんだよぉ…という感じ。まあね、この作風は原作を意識したのだとは思いますよ。実際、やろうと思えば「五等分の花嫁」1期とか、「カノジョも彼女」1期みたいな作風もできるわけですから。
ただ、その劇画タッチの作画も微妙。
なんというか「マイホームヒーロー」の再来って感じです。そのうち主人公が頭にラップを被りだすのでは?
というわけで、すごくもったいないというのが初回の印象でした。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
原作未読なのでわからないのですが、なんていうか時系列があっちこっちで非常に没入感を阻害している構成。これを意図的にやっているのか不明ですが、あまり功を奏しているとは言い難い。ぶっちゃけ、現在の時系列?であるクマドリJKとのバトル、あれ、まるっと後回しでいいんじゃね?
作画はもう諦めてます。手塚なので、こんなもんでしょう。
作画がまずくて、構成もまずかったら、せっかくのいい素材も台無しになる。そんな未来が垣間見えた2話でした。
{/netabare}
=====最終話視聴後、追記です。
{netabare}
んーっと…
コメントに難しい作品ですよね。
まずは分かりやすいところから。作画がどうしてもね…
手塚プロにしては頑張ったとは思うのですが、なんか線が粗い感じですし、一級品のMAPPAやWIT STUDIO、京アニなどと比較すれば、二枚ぐらい格が落ちるのは否めないところです。今期でも、アクションも含め作画の緻密さでは「シャンフロ」のC2Cの足元にも及ばないというのは言わずもがなだと思います。
で、ストーリーなんですが…
おそらくは話の中盤にも達していないのかなという印象。何がなんだか分からないというのが正直なところです。
で、何がなんだか分からないというところで、この1期(と言っていいかな)の締めが、九郎が斬首されました、からの十郎だの十一郎だのが出てきましたという流れ。これがもうね、ホントに好きじゃない。
それをやったら、何でもありじゃない…
まあ、逆に言えば1クールしかやらないということであれば、主人公の退場によって切りが良いとも取れますけど。
序盤の時間軸をあっちこっち移動させる手法なども含め、非常に視聴者への理解を阻害する造りとか、難解とかそういうことではない分かりづらさを感じる作品でした。
{/netabare}