タック二階堂 さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイムリープして美少女ゲームを作る話。
詳細は公式サイトでも見てください。
もともとの原作はみつみ美里さん、甘露樹さん、若木民喜さんによる同人誌および漫画のようです。その設定を変更し、2023年から1992年にタイムスリップしたイラストレーターの女性が原作漫画に登場するゲーム制作会社にやってくる物語だそうですね。
制作は「ぼく勉」を共同制作したシルバーです。
初回は「Kanon」とか「同級生」といった往年の名作美少女ゲームが登場。ですが、その方面をまったく通ってこなかった僕としては、ふうんという感じ。ていうか、今の若い人たちも逆に「ふうん」って感じじゃないかしら。
なんとも古くさい作画で、これは大丈夫かと思いましたが、見慣れてくると悪くない印象。主人公のコノハのCV:古賀葵さんで、これでもかというぐらい可愛い声を出し、絶叫していますw
うん、悪くないです。興味のない分野ですが、楽しめるかな。
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
こういったタイムリープ、タイムパラドックス物には往々にして起こりがちな矛盾を、本作も解決しきれませんでしたね。パラレルな世界線なのに、なんでマモル君は前の世界線のことを覚えてるの?とかね。
まあ、作品によっては「タイムパラドックス要素なんて舞台装置なんだからいいんだよ、どうでも」というのもありますよね。典型的なのは「君の名は。」ですが、本作はけっこう、このタイムパラドックス要素がキーになるわけで、そこの整合性がガチャガチャしてると、やっぱり話がまとまらないって感じてしまうんです。
その難題をクリアできたかと言えば、やっぱり無理だったなあと言わざるを得ないです。ただ、そういうのを差し置いても、話自体がけっこう面白かったので最終話まで楽しめました。
そこそこ気の抜けたキャラ作画なので、たとえば終盤でコノハがプラグスーツみたいなのを着せられるんですが、ぜんぜんエロくないw 本作では、そういう要素が排除されていたので(したつもりはないのかもですが)、ストーリーの邪魔にならなかったのも良かったですね。
よく「ヲタクの聖地・アキバを守ろう」的な作品はありますが、どれもイマイチ独りよがり感があって好きではないのですが、本作は好感が持てましたよ。けっこうおすすめな作品です。
{/netabare}