ねるる さんの感想・評価
3.1
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
簡単に断ち切れない繋がりと求める愛情と。核心へ迫っていく2season
原作未読。2001年放送版のアニメと2019年放送のリメイク版1season視聴済み。
リメイク版2nd season全25話。
1season見て以来久しぶりに、きゅんとするアニメを見たくて続編見始めたつもりが、こんなにドロドロの毒親多発精神ダメージ被害者過多アニメだっけ?ってなりました。
少女漫画原作ですが、キツイ家庭環境で育つ様が多く描かれるのでラブコメというより、親と子供、容易に断ち切れないの歪な縛りからの脱却を軸にした人間ドラマという感じ。主人公をきっかけに十二支の呪いを解くために、キャラクターたちがそれぞれ進み出す物語は楽しめました。
ギャグ要素はちょっと古臭く、それなりに古い作品のアニメ化なんだなって感じるノリだった。ヤンキーのノリが昭和のヤンキーって感じであんまり好きじゃないキャラ感でした。
恋心抱く各々のキャラクターたちいますが、やはり主人公と猫の草摩夾くんのカップリングは王道に変わらず良かった。リメイク版声優の内田雄馬たそいい仕事してた。2人の掛け合いはきゅんとするし、そこだけずっと見てたいぐらい好き。
声優については、2001年のアニメのキャスト陣で育ったこともあって前のキャストが好きなのですが草摩夾に関しては良かったな。あと腹黒い紫呉さんの中村悠一もよかった。
石見さんもとっても透き通った可愛らしい守りたくなるような素敵なお声と芝居ですが、母のような抱擁力という点では物足りなさがありました。前キャストの堀江由衣さんは堀江由衣=本田透というくらいにハマり役だったし凄く好きなキャラだからこそ、そう思ってしまいました。
堀江さんは聖母感、石見さんはシスター感というか、どちらも清らかで優しくて包み込むんだけどなにか違う。
単に堀江由衣さんで育ったからなのかもですが、物足りなさ感じました。
【私情】推しキャラについて
{netabare} 十二支の中での推し(好きな理由)は、草摩夾(かっこいい&幸せになってほしい)、草摩潑春(かっこいい)、草摩紅野(同じ干支)なのですが、推しである草摩紅野とヤンキー同級生の恋模様はどこで2人がそんなに想い合える要素があるのか理解できなくて非常に歯がゆい。くれのさんにはもっとふんわりとした情緒の安定してる優しくて可愛らしい人と一緒にいて欲しい。 {/netabare}
両親、神様と十二支の関係、簡単に断ち切れない関係性をテーマに、少しずつ新しい未来へ向かっていくキャラクターたちの成長と、親離れすることによる新たな出会いと恋模様は興味深く面白いですが、ポエム過ぎる所と大人も子供も男も女も関係なく泣きまくるのはちょっと萎えポイントだったかな。ヒステリックなキャラが多いのでストレスは多めですが見てみる価値はまああるかなと。しかし今のところ2001年版の方が曲も絵柄もキャストも含めて好きかな。
ファイナルまで見て総評したいと思います。