タック二階堂 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
なろう発だけど期待の大きい作品…だったんですが…
詳細は公式サイトでも。
「小説家になろう」連載中の餅月望さんによるラノベのアニメ化作品です。制作はSILVER LINK.、シリーズ構成・脚本は赤尾でこ氏です。
また「なろう」で、ガワだけ見ると悪役令嬢モノっぽい雰囲気。ですが、本作に関しては、いわゆる「死に戻り」系で、ギロチンで処刑される未来を変えるために、第一王女ミーアが奮闘するといったストーリー。
ただ、奮闘といっても特に心を入れ替えるわけでもなく、ただ本来の道筋から自分に対する協力者を大切にするといった行動をすることで、わがままで傲慢な王女像から臣下の見方が(勘違いだけど)好意的に変わっていくというストーリー。これが、すれ違いコントのような面白さになっているという作品だそうです。
ということで期待していたのですが…
うーん、なんていうか。
とりあえず作画とかキャラデザは、まあ「なろう」作品を手癖で作るシルリンらしさ全開。「とりあえず『はめふら』っぽく作っとけばいいだろ」という感じが伝わってきますね。。
原作が面白そうなのに、初回がちっとも面白そうに感じなかったのは、おそらくは構成・演出のせい。赤尾氏は、種牡馬で例えるならノーザンテースト。名馬も生み出すけど、それ以上の駄馬も排出しましたね、ノーザンは。まさにそんな感じ。このままだと、数多の駄作ルートにいきそう。
どこがどうというのを指摘はできないんだけど、こうじゃないんだよなあという印象を拭えない初回でした。いちおう期待作なので、巻き返しに期待します。
=====最終話視聴後、感想ですわ。
{netabare}
面白かったんじゃないでしょうか。
まあ、私の斬首回避の旅はこれからですわENDではあるのですが、キリのいいところで終わらせるために終盤ちょっと冗長になってしまったかなといったところではありますが。
えっと、作風的には「すれ違いコント」なわけなので、こういった雰囲気でいいのでしょうけど、ちょーっち軽すぎるかなという気も…
それもこれも、すみぺの声質と演技に依るところが大きかったですね。これが、りえりーあたりがキャスティングされていれば、また印象も違ったのかもしれません。
最終的に可もなく不可もない作品というところに落ち着いてしまったのは、ちょっともったいなかったかな。
{/netabare}