タック二階堂 さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 2.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
回想、回想、また回想って、わかめ畑かっての。
詳細は公式サイトでも見てください。
スクウェア・エニックス『月刊ガンガンJOKER』連載中の、小林大樹さんによるコミックのアニメ化作品です。制作はSILVER LINK.。
-----
銀剣で竜を狩り、その報酬を受け取る職業「狩竜人」(かりゅうど)。
少年・ラグナはレーゼ王国の都市ロナベーラの狩竜人であった。その腕は頼りないが、12歳にして天才狩竜人であるレオ(レオニカ)とコンビを組み、竜を討伐することで生計を立てていた。
狩竜人としての才能がないラグナは、死ぬその時までレオと共に生きることを望み、日課として剣の修行を行う。
しかし太陽暦498年の2月21日、ラグナはレオが殺される夢を謎の男によって見せられる。以降ラグナは、この夢を毎日見るようになる…
(Wikipediaより抜粋)
-----
というお話です。
ぶっちゃけ、今期で圧倒的な覇権候補として君臨する「葬送のフリーレン」を追っていくのは、本作か「シャングリラ・フロンティア」「薬屋のひとりごと」と見ています。
初回1時間SP。こちらも相応に期待され、力が入っている感じですね。ただ、制作のシルリンはここ数年、B、Cランクの作品ばかり手掛けている印象(たまにDランクも)。Aランク以上の作品となると「のんのんびより」「はめふら」まで遡らなければなりませんね。そこが不安といえば不安。
実際、初回も作画に関しては、お世辞にも最高とは言い難い出来。よく見積もって、最低限このレベルならば許容範囲といったところ。冒険者酒場で、背景のモブがいっさい動かないシーンを見て、ちょっと顔面蒼白になりました…
ただ、序盤からBGMをいっさい廃した演出で、不穏さを煽る感じは、よく本作のダークファンタジーを表していると感じました。うん。上々の立ち上がりだったといってもいいのではないでしょうか。これなら期待できそうです。
=====22話視聴後、追記です。
{netabare}
う~ん…
ここまで観ておいて言うことでもないのですが、面白いかこれ?
や、なんでしょう。大きく広げた世界観、練られた設定など、面白そうな要素はヒシヒシと感じるんですよ。現に原作は非常に人気ありますからね。
でも、アニメはそういった片鱗をまったく感じないまま、ここまで来ました。何が理由なんだろうなと考えたのですが…
・異世界モノを手癖で作るシルリンの、非常に省力化した作画
・クールに何本も受注するファストフード脚本家さんの「こんなもんでええやろ」脚本
このあたりなんじゃないかと。
この回が象徴的なのですが、ホントどーーーーーでもいいサブキャラの回想が長い長い。なんつーか、主人公が出てこねえで、団長の回想とか長々されてもなぁ。こういうとこなんですよね。「豚のレバーは加熱しろ」最終回の悪夢よ再びといったところです。あれもひどかったけど、これもひどいねぇ…
まあ、有り体に言えばスタッフから、この原作を面白くて良作にしようという気持ちが微塵も感じられないということですね。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
これ、たぶん普通に作れば面白かったと思うんですけどね…
シリーズ構成の問題なのかな。特に終盤は、まー回想だらけでテンポがグダグダ。何系統かバトルが同時並行的に進んでいて、それぞれのキャラ(敵味方関係なく)の回想が、けっこうな尺でカットイン。んで、ここからバトルが盛り上がるぞーってところで、場面転換。イライライライライライラ。
そのせいで、なんかスカッとしねえアニメになったなという印象。
もう、このシリ構の名前を見たら、その作品は少し疑ってかかることにします。
{/netabare}