Dave さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
カルボナーラ食べに行ったら、和風とろろパスタ出てきた違和感
虐げられてきた少女が嫁いだ先で大事にされて綺麗になって…朝ドラとかにありそうな感じの日本版シンデレラストーリーをアニメでやるのか、珍しいなと思って視聴開始。作画も丁寧だし、出足は良好。なるほど、陸軍さんのところに嫁いでいくのか…「?」長髪イケメン…ま、まあこれくらいは許すとしましょう。本当はゴールデンカムイみたいな豪胆だがむさ苦しい御仁の登場を期待してしまうが、まあ絵的にね。帝国陸軍なのにまるで21世紀のホワイト企業みたいなノリの部下、随分チャラいですがまあそういうフレンドリーな部署も…あったのでしょうか。車が出てきているし、時代は大正か昭和初期か、なるほどこれから日露戦争か日中戦争がはじまる感じですね。戦地へ赴くイケメン、死を覚悟した別れ、気丈に送り出す妻…勝手に先の想像をしてしまいます。
「え??異能って何ですか?」
いや、そっち?大陸に出征するとかじゃなくて夏目友人帳みたいに国内であやかしを祓っちゃうみたいな?聞いてないよー。「この世界の片隅に」を見に行ったら、間違えて隣の「陰陽師」のスクリーンに入っちゃったような「コレジャナイ」感。
作画は綺麗だし、「そういう作品」としては悪くないんだと思います。でも本格イタリアンのカルボナーラを食べに行ったつもりが、わりと美味しい和風とろろパスタを提供されて納得できるか、という問題ですね。これも悪くないねって食べられる人もいるし、感触はしたけどいまだに口がカルボナーラのままで、なにか物足りない私のような人もいるんじゃないでしょうか。