シボ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
諦めないで夢を追い続ける。折れない心持ってることがそもそも才能だと思います。
パリコレモデルを目指す身長158cmの藤戸千雪。
ファッションデザイナーを夢見つつ踏み出せなかった都村育人。
二人が夢を目指して歩みだす、サクセスストーリーです。
背が低いというモデルにとって
最大の障害であることを理由に道が開けない。
だからって簡単に
夢を諦める気なんかさらさらない千雪の前向きさ、パワフルさが
凄くて、なんか彼女を見てるだけで元気もらえます。
早々にタイトル回収かなって思った3話。
急遽のランウェイデビューは出番が近づく中の緊迫感に思わず
見入ってしまいました。
テンパってしまう育人を落ち着かせるために千雪は
震える手(見返したんですけどホントに微妙に震えてる~~)を
差し伸べます。
作り笑顔で相手に勇気を与える姿に感動しちゃいました!
モデルはランウェイで笑ってはいけない
(服以上に目立ってはいけない)。
背が低くてはそもそもいけない。
そんな常識を打ち破って育人がアレンジした衣装をまとって
輝く千雪の姿は素敵でした。
良く分からないのですけど
デザイナーの服が綺麗に見えるのってモデルが持つ様々な個性があってこそって思うんですけどね・・。
そもそも服を良く見たいだけならマネキンに服着させてゆっくりと
眺めたほうが細かく見れるんだろうし。。
その立ち姿に憧れるってのはあるかもですけど、自分にも似合うかで
置き換えた時にもう少し親しみやすいモデルがいても良いと思うんですけどファッションの世界は違うんですかね・・・・・!?
なんて観始めた序盤はそんな風に思ってたんですけど、
育人が関わっていくデザイナー側の話を観ていくうちに自分の考えも
少し変わってきました。
ファッションショーはデザイナーが睡眠削って
その人生全てをかけて臨む発表、勝負の場であって
だからこそ何に対しても妥協しない。
モデルを選ぶ目が厳しくなるのも当たり前なんですよね。
個性云々なんてものの前に最低の基準である
背の高さをクリアしてない千雪に厳しい目を向けるのも
無理がないかなって思うように。。
それでも、そういう事情を知ってでも
二刀流の大谷選手のような先入観を打ち破って先駆者となれる
凄い人が出てくるって良いなって。
そんな固定観念を打ち破って千雪がどのように成功するのか
見て観たい!!
そんな結末を期待しちゃう自分がいました。
中盤
育人が絵にかいたような極貧高校生で母親の病気により
八方ふさがりだったのに、千雪の父によって大金を手にして
危機を脱します。
ちょっとご都合展開に感じたとこもあったけど
千雪譲りの諦めない心で道をこじ開けるって嫌いじゃないです!
その後、パリ帰りの千雪を励ますシーンは
二人の深いところの絆を感じて感動しちゃいました。
しおらしい千雪のことを可愛いって言った育人を平手打ちするシーンは
せっかく観てて感動してた自分の気持ちなんて
ぶち壊しなんだけど、らしくて笑っちゃいました。
ダブル主人公がお互いを尊敬し、時に励まし合いながら
高みを目指すって清々しくて良いんです。
千雪はやっぱり落ち込んでるより傲慢なくらい強気で元気なほうが
らしくて好きです!!
クライマックスの
芸華祭のファッションショー。
ファッションのことはやっぱり良く分からないけど、
審査員や観客にその凄さを語らせる演出はふ~んって妙に納得させられるものありました。
ランウェイに立つ育人に「育人~~!良かったよ~~!!」
お母さんの懇親の叫び。。溢れ出る涙。。
こんなの自分も親として凄い共感しちゃうし感動でした><!
心ちゃん、綾野 遠などのライバルとの対決の結果は・・・・
ちょっと強引かなって感じもしましたけど、それぞれの未来が
開けるかのような結末は良かったと思います。
それにしてもモデルでもデザイナーでも一流だった心ちゃん。
魅力的でずっと可愛い子だったんですけど、実は凄い子だったww。
まだまだ夢への道は始まったばかり・・・
続きを是非作って欲しくなるようなエンディングでした。
音楽はOPがすきでした。
坂口有望 / LION」
「私を笑い飛ばした陰を
風が笑い飛ばす日を待とう
夢見た~あの場所まで~~♪」
元気なサビから始まる楽曲で
毎日を頑張ってる人の背中を押してくれるような応援ソング。
育人の懸命な姿、千雪の溢れるような笑顔に毎回元気もらえました!
デザイナー、モデル業界の厳しさ、カッコ良さ、
この作品でもアニメに自分の知らない新しい世界を教えてもらいました。