wkr さんの感想・評価
4.0
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
田中の妹が可愛かった
原作未読
上野さんが自身が作った発明品を使って田中に色仕掛け?をするが、結局うまくいかないというのが基本的な内容。一本調子、悪く言えばワンパターンで上野さんと田中の掛け合いが好きになれない人は恐らくすぐ飽きてしまう。実際1、2話辺りがピークでこの手の作品は後半はかなり飽きますが時折登場するサブキャラが良いスパイスになっていて、それほど飽きがこなかった印象。およそ10分という短めの尺で決まっており、冗長的にならなかったのが良かったです。登場する発明品は設定が意外と凝っていて面白く、キャラの語彙も豊富で道具の解説や上野さんのセリフが楽しめました。上野さんは作品のタイトル通り不器用で、(多分)田中に好意を伝えたいが性格が祟って変なやり方になって結局うまくいかない。勝気な性格だがすぐに顔を赤らめたり、不器用というより照れ屋だと思いました。エロ描写が多かったり、過度に照れ屋で好みが分かれそうなキャラでもありそうです。田中は異常な程鈍感でもはや鈍感という枠から外れてどこかズレてる性格。上野さんが色々攻めるが田中は受け流して無意識なカウンターで上野さんが照れる。流石に気づくだろ!という様な展開も恐らく「実験のうち」だという風考えて、時折無自覚なセクハラをしています。そういうキャラではあるものの冷静に考える間も無く頭のネジが外れたキャラであり、上野さんと同じようにかなり好みが分かれるでしょう(田中の方がキツいかも)。山下さんは変な本をよく読んでいる上野さんの恋のサポート役存在。何となく田中は上野さんよりも山下さんとの方が相性が良い気がします。この作品のサブキャラ代表北長さん。水泳部部長で3話で圧倒的な存在感を放ちました。このキャラが出た回は特に面白かったです。田中の双子の妹は8話辺りで初登場、速攻で馴染んでいました。個人的に作中で一番可愛いキャラだと思います。2人の前だと何故か田中が常識人らしくなるのが好きです。この作品は上野さんと田中の掛け合いで成り立っていると言っても過言ではない程2人が流れを作っている為、裏を返せば2人のどちらかのキャラが好きになれないとこの作品は楽しめないということでもあります。作画は綺麗だが、動きは良いかと言われたら微妙。キャラの身体が注目して描かれるシーンは少し蠱惑的ですがキャラデザがそのエロティックさや余計な生々しさを絶妙に逃がしていた点を評価したいです。