パルんだっち さんの感想・評価
3.3
物語 : 2.5
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
完全なるファン向け作品
ファンタジー作品としてもアイドル作品としても異世界作品としても微妙でした。
まず世界観が崩壊していると感じました。異世界なのに漢字や実際の地名が使われているし、ダイヤさんがパワードスーツに変身してAKIRAのようなバイクに乗ったりと世界観が定まっていません。
そしてなにより作品の粗が目立つ。物語を進行させるためにキャラの知能をさげて展開しています。
特に8話で{netabare}ステージ出演するにヨハネが所持していた杖を無くすという展開があります。ヨハネはその杖がないとステージにでれない!とほざくのでキャラ達全員が総出になって杖探しを手伝い、最終的に杖は見つかるのですが肝心のステージで杖を使いません。それをみた視聴者は「いや、杖なくてもステージに立ててるやん!」とツッコんでしまいたくなります。
そして11話でヒステリックになったヨハネが川に投げ捨てた杖を相棒であるライラプスが溺れながら拾いに行って瀕死状態になります。
その間ヨハネが何をしていたかというとメンバーの皆と宴会芸をしていました。なんでこんな構成にしたのか意味不明です。サンシャインだとヨハネ推しなのですが、物語の展開上ヨハネがクソ女になってしまって悲しいです。
{/netabare}
全話みた感想としてはファンの愛情にあぐらをかいている作品だなと思いました。スタッフは「信者はキャラが可愛ければ金を払うだろう」と考えているでしょうし、実際信者は脳死で喜んで金を払っていることでしょう。元ラブライバーとしてラブライブシリーズの衰退を感じさせられる作品でした。