Bハウス さんの感想・評価
2.5
物語 : 2.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
太郎にもなれなかったもの
なろう原作で柳瀬監督と言えば
今年まさかの続編が作られた「スマホ太郎」
物語としては太郎のようなサクサク感はあるが
ネタとして笑えず虚無な作品である
お決まりのブラック企業から転生したヨウタ
転生先ダンジョンで一人の少女と出会う
ハンマーを使うエミリーからダンジョンの説明を受ける
モンスターを倒すとドロップされるようになっていて
エミリーのいるダンジョンはモヤシが発生する
経験値稼ぎにとエミリーのハンマーで
スライムを倒してレベルを図るも変わらず
しかしドロップSの評価がついていることで
ハンターとしての活躍をしていくというもの
階層ごとにドロップアイテムが変わるのだが
ニホニウムだけはヨウタがドロップしないとアイテムが出ない
ドロップを得ることでステータスが上昇する
この手の作品おなじみのハーレム展開
各キャラとも魅力的で能力が高いのだが
そこがあまり強調されていないんだよね
結局はヨウタのドロップアイテムが主線だから
ドロップしたアイテムをダンジョンから持ち出して
一定時間外で放置すると再びモンスターに戻る習性があり
再度ドロップすることでより強いアイテムになる
この設定がヨウタの武器である銃の弾丸として
戦闘で使われるのだけれど
ヨウタの能力だけでほぼ戦闘が進められちゃうので
太郎作品同様盛り上がりがない
ヒロインの中でいうとバニー姿のイヴが
CVマリンカさんなんでお当番回で
幼女の声やった時は思わず言ってしまった
「ハイハイ緒山が悪い! すべて緒山が悪いんだぞw」
ヨウタのキャラクターもありきたりの
孤独に生きていた現世からヒロインたちと出会って
家族のような充足感を味わうというおなじみな展開
面白いセリフや珍奇な行動もとらないから
主人公としてものっぺらぼうなんだよね
太郎にすらなれないのは
それはそれで悲劇だと思う