ねるる さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
鳴上悠というよく出来たキャラクター。サスペンスアクション×学園コメディ。バランスの良さ際立つ良作アニメ
原作ゲーム未プレイ。2011年放送。全24話。
~あらすじ~
都会から引っ越してきた主人公"鳴上悠"。穏やかな時間が流れる田舎町で囁かれる"マヨナカテレビ"の噂。繰り返される事件とマヨナカテレビの真相に迫っていくサスペンスドラマと、仲間との友情と絆の物語。
隠していたい本心や逃げたい自分を受け入れて成長するというテーマが分かりやすく描かれてたし、サスペンス要素もありつつも仲間たちとの学校生活シーンはギャグ要素もあって面白く、2クールものでしたが楽しんで見終わりました。
主人公が他者と絆を深めることで強くなっていくという原作ゲームらしさのある要素も攻略していく感じがして楽しかったです。狐の回はお気に入りです。
浪川大輔さんが演じる主人公"鳴上悠"のキャラクター性も非常に良かった。目立ちすぎず地味すぎず、クール系かと思わせといて、真顔でボケかましたり、言葉のチョイスがちょっとズレてる感じが面白く、浪川さんの、カリスマ性+爽やかさ+クールさ+優しさ+正義感が混ざった丁度いいトーンでの話し方がどんぴしゃで、キャラの魅力が更にたっていたと思います。ハイカラだろはあまりにも有名。
その他のキャラたちもしっかりキャラ立ちしていて、学校のイベントシーンのやり取りもそれぞれの関係性でのやり取りを楽しめました。妹の菜々子の可愛さは絶大。あんないい子いたら絶対大事にする。
ラストは、物語の真相に向けて一気にシリアスモードになりますが、中盤までシリアスアクションと日常学園コメディと半々くらいの要素で進んでいくので、重すぎず軽すぎず丁度いいテンポ感で中だるみせず最後まで楽しめます。物語のテーマも良く、女の子キャラクターも可愛く、主人公のギャグセンスも高いので、約10年前の作品ですがあまり古臭さ感じず見れると思います。オススメです。