てとてと さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
韓国ゲームのハイファンタジー。そこそこ面白いけど淡泊気味
韓国のオンラインゲームが原作のハイファンタジー。
2009年放送の「アラド戦記〜スラップアップパーティー〜」とは別物の模様。(こちらは未視聴)
※作品データベース様より転載
【良い点】
良くも悪くもネットゲームらしい雰囲気、荒廃した世界で怪物とか敵とバトルする。
大まかなストーリーは主人公たちが時間軸移動して、各時代のイベントこなし、世界の破滅回避すべく奮闘する感じ。
主人公自身も事情よく分かってないところから、徐々に仲間との出会いやイベントを通して話の流れが分かってくる。
詳しい話の構図はやや難解だが、大まかな流れは何となく分かる構成にはなっている。
主人公テンサイが制御できない腕の中二病っぽい力に翻弄されつつも成長したり、共に戦う仲間たちとの雰囲気も悪くない。
関西弁の年長者シランが良き兄貴分だったり、途中で加わるミリアも悲劇性ありヒロイン度中々、主人公パーティーは良かった。
話は中盤のミリアの世界のエピソードがありがちながら悪くない。
外道な狂信者に酷使されるミリアを救っていく展開が良かった。
以降もいきなり科学文明の世界だったり、敵と思われた奴が実は…など、中々興味深い進行。
ラストは俺たちの戦いはこれからだエンドで中途半端ではあるが、続きがそれなりに気になる程度の面白味は感じた。
キャラデザや背景などの作画は比較的良好。
主題歌やBGMなど楽曲も割と良かった。
【悪い点】
大まかな話は分かるが、細かい設定部分の話がややこしい上に説明不足。
世界の破滅回避のために時間軸移動するのは分かる、でも、何で時間移動して○○するのが破滅回避に繋がるのかいまいち分からん。
使徒(神っぽい上位存在?)も複数いて思惑が違ったり、誰が敵なのか混乱する。(最後まで見れば何となく分かるけれど)
中途半端なラストは、まぁよしとする。
キャラ描写やストーリーはそこそこだが、掘り下げ不足。盛り上がり所が平坦。
主人公が地味で、キャラや話の説明不足もあり、淡々とイベント戦闘こなしてる感じ。
7話でテンサイが覚醒するが、それまでの積み重ねが乏しく、カタルシスが乏しい。
良いパーティーではあるが、あまり横の交流もない。なりゆきで集まってなりゆきで戦っていく感じで淡泊。
ミリアは良い線行っていたが、テンサイに惹かれる程の説得力は感じない。
最終章のゲストキャラの扱いも雑。
また主人公たちが歴史の旅人ポジションで介入避けたがるためか、当事者意識が希薄に感じるのも淡泊な原因か。
戦闘シーンが単調。ゲームのバトルシーン的な。
作画は悪くないが、単調な斬撃や魔法異能バトルの繰り返し、ピンチな感じや盛り上がりが乏しい。
【総合評価】4点
そこそこ興味深く視聴できたし悪くはないんだけど、色々惜しい感じ。
続編あれば気になる。
評価は悪くはない「普通」
「アラド戦記〜スラップアップパーティー〜」は未視聴なので、こちらも機会あれば視聴してみたい。