天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
シン SFスーパー英雄(?)列伝23
最初に言っておく、俺はか~な~りグレートマジンガーが好きだ(byゼロノス)
ただ、前作であるマジンガーZが偉大すぎるゆえに、次回作であるグレートについて、前半はキツイ感想を書かせてもらいます。
○第1話の弱さ
マジンガーZ最終回で衝撃の登場を果たしたグレートマジンガーですが、そのインパクトの強さゆえ、第1話が物足りなく思えたのが惜しかったですね。
○暗くひねくれている主人公
明るい兜甲児に対し、戦闘のプロとして訓練されていた剣鉄也ですが、そのせいか自分だけでなく他人にも厳しく、当初はその性格がちょっと待てな感じでした。
後半はそんな感じが薄れてきたんですが、ラスト近くになって兜甲児が帰ってきてからは、兜博士との仲を僻んで甲児と対立し、その結果、兜博士を死なせてしましましたし・・・
○ヒロインの弱さ
強さという点では、弓さやかより本作の炎ジュンが強いでしょうけど、魅力という事になると(個人的な意見になりますが)負けてます。
大人しいというか、鉄也と同じで暗いんですよね(苦笑)まあ、スタイルは勝ってるんですけど(おい)
○没個性な敵
Dr.ヘル率いる強烈過ぎるお笑い軍団(違)に対し、暗黒大将軍を除くと数は多いのに7大軍団の将軍の影が薄いんです(汗)
しかも強化されたとはいえ、マジンガーZに3体も倒されてるし・・・
ただ、暗黒大将軍は強くて敵ながらカッコ良かったです。
あと少しでグレートを倒すところまで追いつめましたし、でも何故か、その後任に、あのアホ(おいおい)なDr.ヘルを地獄大元帥として蘇らして使ってるんですよ。
案の定、最終回ではマジンガーZにデモニカを破壊されまくってるのに、何とかしろと言ってばかり(涙)
でも、なんで悪霊軍団の戦闘獣は少なかったんでしょうかね?(確か劇場版をいれても4体しかいなかった気がします。)
まあ、散々文句を書きましたが、やっぱりグレートは強くてカッコ良かったです。
前作に続いて歌うのは、ご存じアニキこと水木一郎!
お~れは~な~みぃ~だを流さない♪(ダダッダー)ロボットだから~マ~シンだ~から~(ダダッダー)
だ~けど分かるぜっ♪も~え~る友情、きみ~といっ~しょに、悪を討つ
マジンガーに対して歌のスピード感あふれるものになっていて、前作と比べてカッコいい感じを受けましたね。
先に書きましたが、暗黒大将軍との闘いはまさに死闘と呼べるものでしたし、作品の暗い感じも、逆に言えばマジンガーZよりも大人びた作品の匂いがして観てて良かったのは事実です。
あと、特筆すべきなのは、ラスト近くに帰ってきた兜甲児と弓さやかでしょうか。
富士山上空の飛行機から、パラシュートで光子力研究所に降り立ち、そのままマジンガーZで出撃するシーンは、観ててもう嬉しくなってしょうがなかったです。
満身創痍の科学要塞研究所の司令室の目の前を、飛行するマジンガーZはもう涙なしには見れません、やっぱりマジンガーZが一番だぜ(ん?)
今までの戦闘でボロボロになったグレートマジンガーと剣鉄也に対し、被害を受けているとはいえ、デモニカと将軍達を翻弄する兜甲児とマジンガーZ(嬉)まるでマジンガーZの最終回を逆転させたような、グレートマジンガーの最終回は凄かったです。
最後に弓教授、出撃すようとする娘のさやかに、お前では無理だとか言って止めましたけど(最後にはダイアナンAで出撃しますが)、ボスボロットは闘ってるんですよね。
これって公私混同(これこれ)のような・・・鉄也を助ける為に自らの命を賭けた兜博士に対してあんまりだよボヤッキー(おいおい)