「ONE 〜輝く季節へ〜 第1巻 雨の章 茜・詩子(OVA)」

総合得点
53.5
感想・評価
30
棚に入れた
110
ランキング
7765
★★★☆☆ 2.9 (30)
物語
2.6
作画
2.9
声優
2.9
音楽
3.0
キャラ
2.9

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

ネタバレ

てとてと さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

幻想的な儚さが魅力のラブロマンス?内容は不親切過ぎるが捨て難い魅力はある

後にKeyを立ち上げたスタッフが中心に製作した恋愛ゲーム、のOVAアニメ。全4話。
全年齢版と成人向け版あり、全年齢版4話分纏めてレビュー。
人から忘れられていく主人公と、ヒロインたちとのオムニバス?
※作品データベース様より転載

【良い点】
幻想的で儚げな美しい雰囲気に惹かれる。ストーリーは分からずとも、彼ら彼女らの幻想的な関係や意味深なやりとりに見入る。
作画は綺麗で、逢魔が時な薄暮れ橙基調なシーン多かったり、花やピアノやチェロなど、浮世離れした芸術的な印象受ける。
楽曲も非常に良く、ピアノ多用でまるで幻想映画のよう。
キャラデザもかなり可愛い。多少の崩れは気にならない。声優陣もかなり豪華。

永遠の世界やら、記憶と約束そして忘却の狭間で揺れる、不安定で切なげなヒロインたちをオムニバスで描いていく。
話はサッパリ分らんが、主人公と彼女らの間にある世界観の儚い在り方?的なモノは、あやふやながら感じられた。
不親切なアニメではあるが、説明不足なあやふやさが不快ではないというか、幻想的な雰囲気で心地良く誤魔化される魅力はある。

ヒロインたちは奥ゆかしい子多くて好み。どの子も憂いを秘めているのが魅力的に感じる。

【悪い点】
あまりにも説明不足。自分のような原作知らない視聴者には意味不明なストーリー。
雰囲気は心地良いんだけど、結局どういう話だったのかサッパリ分からず。

キャラクターも1話で二人構成な上に幻想的世界観と意味深やり取りで流されて、掘り下げが乏し過ぎる。
忘却される主人公も存在感が希薄、多過ぎるヒロインたちとの儚げなドラマも分散してしまっていた。
何となく切ないラブストーリーなのかな?とは朧気ながらに伝わるが、薄くしか伝わらなかった。
最終話の永遠云々な総括も(朧げに言わんとする空気感は伝わるが)あやふや過ぎて心に響かない。
オムニバス構成が不親切過ぎて機能していないのが問題。
ヒロイン絞って濃密に描写した方が良作になっていた気がする。
自分好みなのは2話の水泳少女留美ちゃんだけど、本作の雰囲気に映えそうなのは3話の盲目少女みさきちゃんだろうか。

【総合評価】5点
こういう幻想的雰囲気アニメは好み。女の子も可愛いし。捨て難い。
評価は好意的なんだけど、良い付けるのは躊躇われる「普通」

投稿 : 2023/09/08
閲覧 : 65
サンキュー:

0

ONE 〜輝く季節へ〜 第1巻 雨の章 茜・詩子のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
ONE 〜輝く季節へ〜 第1巻 雨の章 茜・詩子のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

てとてとが他の作品に書いているレビューも読んでみよう

ページの先頭へ