RFC さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
等身大の高校生 それぞれの1ページ
皆様の評価が高いので、後追いで視聴開始。
原作未読。
【作品概要】
石川県の田舎で育った主人公岩倉美津未。
お勉強は優秀。
過疎問題を解決できる仕事に就くべく、
東京の高校に進学するところから物語は始まります。
【作品に対する感想】
みんな一長一短、キャラに個性があって、ええですわ。
考え方、優先順位などみんな違うんですよね。
しっかりと深堀されてて、キャラ達の言動が
納得できるものだったので、
安心して物語を堪能できました。
現役世代の方にもおすすめですし、
懐古的な意味でいくつになっても楽しめるかと思います。
面白かったです。
続きがあれば必ず視聴します。
1)物語
学園物ラブコメでは物語のキーになる
イベントが度々起こるGWや夏休みをスキップして
物語を進めるのが意表を突かれました。
これはきっとイベントでドッカンと進めるんじゃなくて、
じっくり日常のやり取りでの変化を楽しむ作品なんだろうと
好印象でした。
まあ最後は文化祭(イベント)でしたが(^^;
3)声優
黒沢ともよさんの快演。
みつみのキャラを本当によく表していたと思います。
この演技がなければ、作品の魅力の2割が失われたかも。
というくらいバカ当たりでした。
4)音楽
OP「メロウ」
志摩聡介の心情の歌なのかな?
キラキラ具合が半端ないです。
後半の美津未と聡介のダンスが
めっちゃキラキラで青春爆発でした。
5)キャラ
➀岩倉美津未
凄く共感できる娘でした。
いろいろすごく考えてるけどなんかズレる。
ずれに気づくけど、答えが出ずに悩む。
ムチャして辻褄を合わせようとしてゲロったり。
服のセンスが壊滅的だったり。
ただ、地元のことを考えて15で東京に飛び出したり
凄まじいバイタリティーです。
この辺は「若いなぁ」で流さず、
見習うべきかなと思います。
➁志摩聡介
{netabare}
こ奴の諦め方、すごく共感できました。
見えてる・分かってるけど諦めて何もしない。
この手のキャラは大概醜悪な裏側が隠れてることが
多いんですけど、こ奴の場合は虚無でした。
物語序盤は内心のセリフが皆無で、最後の方になって
ようやく心情が描かれるようになります。
なんでも諦めてたのが、少しずつ諦められなくなってきた
ことを表現していたのかな?
上手いと思いました。
{/netabare}
➂江頭ミカ
他人のステータスで自分をよく見せたがる
+
他人を貶めて自分の優位を保持して安心する
地雷系か?
と、冒頭めちゃくちゃ印象悪かったです。
ただ、この娘なりに努力して、処世術としてそうせざるを
得なかったのかなーって思えるようにはなりました。
色恋のない物ねだりの話はすごく共感。
➃村重結月
ルックスだけでなく、気遣い上手なこの娘はすごく魅力的。
この娘の考え方や気遣いの仕方すごく共感できます。
一番推しの娘でした。
➄久留米誠
ごーいんぐまいうぇいな地味っ子ちゃんですが、
噛めば噛むほど味が出そうで、面白そうです。
対人関係は合う合わないが極端そうですが、
少しずつ広がっていってるようで、良かったです。
6)印象深いシーン
{netabare}
➀序盤の江頭ミカ暗躍
女子怖えぇーーーー!+メンドクサイ
いや、みんながみんなこんな人ではないと思うんですけど
恐ろしいですねぇ(^^;
➁美津未のハートフルずれ
全部乗せ
浅漬け差し入れ
2個セットお得
こういう平和なずれ方、最高と思うんですよね。
➂むかつく奴の名前2人覚えてる間に、親切な人一人
ミカの気づきのシーン。
美津未のこういう所、誰もが簡単に
出来ることではないと思います。
でもだからこそすっころんでも
すぐに立ち上がれるんでしょうね。
努力型のミカは美津未に対して、
「天然ラッキーガール」のレッテルを貼り、
快く思ってませんでしたが、
美津未の考え方に気づいたことで
受け入れられたんでしょうね。
➃3個あげる
美津未のジャストフィットな気遣いでした。
決して押しつけがましくならず、
そっと触れるような優しさを感じられるシーンでした。
{/netabare}