ウェスタンガール さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
余白
一大事が起こった時、世の中には3種類の人間しかいない事が分かる。
先ずはシズカさんのように、パンデミックレディ、デザスターレディ、要は備えることのできる人。
次にこのお話の主人公のように、臨機応変に対応してゆく人…。
そして最後は、私のように思考停止に陥り右往左往、何も出来ずに終わってしまう者である。
しかしそれは致し方のない事。
勉強や仕事、友人、恋人、家族、はたまたペット等々といった“しがらみ”、さらには病気や介護といった煩いを抱えているなら尚更である。
今視聴中の終末世界モノのドラマ、その「語り」にこんな言葉があった。
“when we let go of something…,it opens up
a little space to grow”
邦訳がなかなか良い。
「何かを手放す事で、余白が生まれ、成長できる」
-ゾンビになるまでにしたい100のこと -
煩悩の数には少し足りないが、それらを一つ一つ捨て去る事で、自ずと見えてくるに違いない「本当に大切なもの」を探す旅が始まる。
脳みそが沸騰しそうな毎日が続く。
昼飯を買いに行かねば…。
ゾンビウォークも板に付いてきた昨今ではある。
(2023.8.28.)
アポカリプス・ナウにおけるお約束、忘れてました
ね。
全てを支配しようとする嫌なヤツのことを^^;。
そして手放すべき、いや、手放すのが最も難しい重荷のことを。
それは、心に刻みつけられたスカー、笑顔で覆い隠そうとすればするほど、深く深く侵食してゆく厄介物である。
(2023.9.1.)
さてさて、原作準拠かどうかは別として、何だか、三文ドラマのクリスマス特番を見せられたような…。
あるいは、クリスマス・キャロルをオープントースターで焼き直したら、説教臭くなっちゃった…、的な。
まあ、2023年、余白だらけの我が手帳への反省と共に、めでたしめでたし。