二足歩行したくない さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
やっぱりなんで戦っているのかよく分からなかった
Gのレコンギスタ劇場版。
第4部である本作、「激闘に叫ぶ愛」は放映版の19話から22話を元に再構成したものとなっています。
元としているのが放映版のたった4話分で、尺としておそらく劇場版の方が長くなる感じですね。
逆に劇場版視聴後の今となっては、放映版をどうやって短くしていたのかと思えるくらいギュッと詰まった内容だったように思います。
この辺りは、私は放映版視聴時は完全についていけず、惰性で見続くていたようなところですね。
放映版はストーリーを追うことに諦めて、ググりながら見ていましたが、第4部は大幅に追加カットがあったらしく、一応、ストーリーをググりながらでなくても追えるようにはなっていました。
ヴィーナスグローブからフォトン・バッテリーを運ぶ輸送船『クレッセント・シップ』に、メガファウナが接触した続きとなります。
クレッセント・シップと共に、ヴィーナスグローブへ目指す一行だったが、そこにヴィーナスグローブの考えに賛同しない集団、ジット団が現れ襲撃にあう。
この突然現れたジット団や、前作で暴れていたドレット艦隊、既存の4つの組織があり、かなりごちゃごちゃしてきます。
ただ、放映版に比較すると、本作ではドレット艦隊は不在となり、新たに出てきたジット団とのいざこざを一つの章として捕らえることができ、見やすくなっていました。
でもやっぱり前提として、なぜ戦っているのかがよくわからない。
アメリアとキャピタルの対立はまだわかるのですが、ジット団がクレッセント・シップを武力制圧しようとした流れがわからず、メガファウナと戦うことになった流れはもっとわかりませんでした。
ヴィーナスグローブには司法機関がないのだろうか。
相変わらず、よくわからない戦闘を繰り返す作品でした。
特にジット団は、レコンギスタのタイトル回収となる行動をするのでラスボス枠になるのではと思いきや、謎展開で退場というのも変わりなしです。
ただ、ベルリとマスクが一騎打ちする追加カットはとても良かった。
やっぱりなんで戦っているのかよく分からなかったですが楽しめました。