U さんの感想・評価
3.4
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – 業務開始が19時の公務員
たもつ葉子の漫画 「月刊Asuka」で2015年7月号から連載を開始
2016年8月~2022年2月まで「コミックNewtype」で連載
制作:ライデンフィルム
一般人には見えない存在と交流したり事件を解決したりする公務員のお話
<メモ>
2019年のアニメ
福山潤さんがトークショーで怪談話をしていて、そういえば見えざる存在が出てくるアニメがあったな~と思い出し再視聴。
福山潤さん演じる主人公はオカルト的存在と会話ができる心優しい青年で対話で問題を解決しようとしますが、言葉が分かっても意思疎通が出来るとは限らず事件に巻き込まれていきます。
安倍晴明の末裔ですが陰陽師のような結界を張ったり、封印したりできないところは現実的ではあるけど術を使えた方が面白くなったような。
オカルト的存在が人間と同じ姿なので怖さはまったくないです。
<主要登場人物>
新宿区役所夜間地域交流課
・宮古新:福山潤
・榊京一:前野智昭 元ホスト
・姫塚セオ:入野自由 帰化したイギリス人
・仙田礼二:遊佐浩二 課長
・狩野一悟:櫻井孝宏 東京都庁「夜間文化環境局」 陰陽師の家系
・ウェウェコヨトル(琥珀):土岐隼一 退屈しのぎにトラブルを起こす災いをもたらす神
・ユキ:山本和臣 宮古家の蔵を守る猫又
・アザゼル:立花慎之介 人間に恋をしたため悪魔になった元天使
<ストーリー>
新宿区役所の「夜間地域交流課」に配属された宮古新。
「夜間地域交流課」は
一般人には認識されていない、天狗や天使、悪魔、妖怪、妖精、神といった人ならざるもの通称「アナザー」と交流、共生を推進し、一般人との間で問題が生じた場合事態を収拾する部署。
同僚は課長の仙田礼二、業務リーダーの榊京一、サンプル収集やデータ作成が得意な姫塚セオの3人。
出勤初日、新宿御苑に連れていかれた新。
セオが「イブン=グハジスプレー」(アナザーを視やすくするためのスプレー)を撒くと妖精が見え、それをきっかけに様々なアナザーが見えるようになる。
新は見えるだけでなくアナザーの言葉を理解したため皆に驚かれる。
新は安倍晴明の子孫で、「砂の耳」を持っているためアナザーと会話ができるらしい。
そのことで新宿区以外のアナザーがらみの事件にも関わっていく。
座敷童の髪の毛や妖精の粉などが盗まれる事件が起きる。
盗んだのはウェウェコヨトル(アステカ神話に登場する神)で僵尸(きょうし)の儀式の素材にするためだった。
儀式の祭壇にされていたのは誘拐された女性達でこの女性達は友達の悪魔からわけてもらったと言う。
被害者の1人である女子高生は昭和40年生まれで本当なら50代のはずだったが誘拐された年齢のままなことに驚く。
榊京一は17年前に姉が「黒い砂」に覆われた後行方不明になっており、「都内女子行方不明未解決事件」を調べていたのだが女性を誘拐する悪魔は姉の事件と関係があると疑い、新の家に住み着いた琥珀(ウェウェコヨトル)と話しをさせて欲しいと頼む。
そんな折、新の幼馴染の泉美が黒い霧を纏う何者かに攫われてしまう。
女性達を攫っていたのはアザゼルという悪魔だった。
死んでしまった人間の恋人を蘇らせるため恋人の魂に適合する身体のパーツを集め蘇生を試みようとしていた。
琥珀の案内でアザゼルの元に向かった新は泉美達を助ける事ができるのか?
子供が目覚めないという"夢魔"が関わっている事件を追っている新は都庁への出向を命ぜられ
東京都庁「夜間文化環境局」の狩野一悟と共にアナザーがいるらしい団地へ向かう。
団地から人が去り寂しいという夢魔に他の場所に連れていくと約束した新の目の前で狩野一が夢魔を足で踏み潰す。
会話で解決できると考えている新は狩野一に反発するが
逆に、災いの神・琥珀と懇意にしている新を信じることができないと言われてしまう。
アナザーは現象で排除すべきものと考えている狩野一は競技場全体に産み付けられた無数の繭を燃やしてしまう。
実はこの繭は蚕神による出雲への献上品だった。
日本の神は怒ると祟り神になることがあるため、新が説得に向かう。
19.6.23 23.8.17(再)