くまさん さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
諦めて、ただ瞳を閉じていた。
5話時点のレビューです。
いやー、面白いですね。さっそく、お気に入り候補です(笑)
毎週、続きが楽しみです。
この作品は、異能を持たないことで、迫害を受け、
尊厳を傷つけられても、謝ることしかできなくなった美世が、
久堂清霞やゆり江に受けた温情により、
いつしか諦めたくない、この居場所を失いたくない、
と自分の大切なものに執着を見せるようになるお話です。
清霞が櫛を贈ったときに、本当に微かに見せた美世のはにかむ笑み。
これに心が突き動かされたのでしょうね。
清霞の優しさは、相手への気遣いと配慮で、
本当に包み込むように、温かに守り覆ってくれます。
本人へダイレクトなものではなく、秘密を知ったうえで、
相手の旧知で心の支えになってくれそうな人を、
招致するといったことをします。
こういう種類の優しさもあるのですね。
優しさは、睡眠欲や食欲のような先天的本能ではなく、
一人ひとりが、後天的にハンドメイドで作り上げていくものです。
だからこそ、分かりにくいし、色々な、相手を思った行動があります。
私がアニメを見るうえで楽しみにしているもののひとつに、
どういう優しさが見れるのか、という点があります。
そういう点でもいいもの見れたとなりました。
いやー、清霞、いいねえ~
OP「貴方の側に。」が名曲で、
あなたのそばに居たい。他のだれにも譲りたくない。
という歌詞の部分は、ぞくっとします。
歌詞にこめられた想いのとおり、
美世が、幸せをのぞんで頑張る姿を見守りたいです。
間違いなく、この作品は名作だと思っています。
まだ、5話までしか見てないですが笑