Mi-24 さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
まよいマイマイ、カタツムリ
印象的な映像と主人公の語りで進む物語。雰囲気がいいので自然と話しの内容に引き込まれる。
様々な怪異を主人公が解決する話しだが、ワンパターンな妖怪退治ではなく、其々の怪異に対応したきめ細かい解決方法が非常に良かった。
一番印象に残ったエピソードは「なでこスネイク」での一幕。
阿良々木は無意識に関係者全員を助けようとするが、救済対象を選択する必要に迫られる。
ここで「主人公の頑張りにより、全員助かった!」などとご都合主義で安易な結末にせず、「出来もしない理想論をかざすだけだと、本当に守るべき大切なものも失う」と現実を突き付ける内容は良かった。
最終話では突然「阿良々木と戦場ヶ原」二人の話しになり、「つばさキャット」はいつの間にか終わっていた。消化不良で後味が悪い。
ぶつ切り終了のせいで作品全体に悪い印象を持つ事になってしまった。
星空の下で語らう阿良々木と戦場ヶ原が素晴らしかっただけに残念。